訪れたのは平日の13時過ぎ。
お昼のピークは過ぎているものの店の前には5人の客待ち。
駐車場は用意されているのだけど路駐で停めている人が目に付く。
(幸い1台分の空きがあったので停めることが出来て良かった)
店の前で待っていると中から女性店員が出てきてオーダーを聞かれる。
初めての訪問なのでひとまず店の中に掲示されているメニューを見ていると、
一緒に並んでいたおじさんが「初めてならチャーシューワンタン麺だよ」と教えてくれた。
確か食べログでもチャーシューワンタンメンがお勧めと書いてあったっけ。
・・・というワケでおすすめを注文。
妙にフレンドリーなおじさんは「前はチャーシューワンタン麺を食べたから、
今日はねぎみそちゃーしゅうわんたんめんを頼むんだ」と力説してた。
何度も来ているのかと訪ねると、先代のオヤジの時は良く通ったけど新たに息子に
変わってからは2度目の訪問とのこと。味は前の方が良かったそうだ。
店はL字カウンター席のみで席数は14名。店内の雰囲気は一般的なラーメン屋。
カウンターが高くないため厨房内でラーメンを作る課程がよく見える。
観察していると化学調味料やタレ、麺の量は目検討で丼に入れていたけれど、
何故か味噌やネギの分量はキッチンスケールに乗せて丁寧に計っていた。
いしとみのメニュー表を撮影
ラーメンと餃子と半ライスの「餃子セット」やラーメンと半カレーの「カレーセット」もあるのね。
ただし日曜日と祭日はセットメニューは除くとある。
また麺の大盛りは100円増し、ライスの大盛りも100円増し(普通のライス200円+100円の300円)
そして殆どの客が「チャーシューワンタン麺」もしくは「ワンタンメン」を頼んでいた。
やはりワンタンは外せないのだろう。
登場したチャーシューワンタンメン。
ビジュアルは昔の醤油ラーメンっぽいね。黒いスープに脂が多めな感じ。
トッピングはチャーシュー、海苔、三つ葉、ネギ、モヤシ、メンマ。
ちぢれ麺は平打ち。微妙にコシが感じられないがスープによく絡むね。
そういえば注文時に常連らしき人が「麺は硬め」と言っていたので、
家系ラーメンのように麺の硬さも調整してくれるのだろうか?
表面に脂が浮いているのでスープの熱さを閉じ込めているかと思いきや、
写真を見ても分かるようにスープの温度は低い。湯気でレンズが曇らないのだ。
スープはなんとなく魚介系の醤油味だと思っていたけれど、実際に飲んでみると
動物系というか醤油と化学調味料の味が良く効いていた。
そういえばラーメンを作っているときに白い粉をドバドバ入れていたもんな。
・・・とは言え、このスープの味は嫌いでは無い。クセになる不思議な味。
ワンタンは生姜の風味が口の中に広がって実に美味い。
ビロビロしたワンタンの皮よりも中の肉が美味いんだね。餃子も同じタネなのかね。
肉厚ではないが大きぶりなチャーシューは硬めの歯ごたえ。
言うなれば脂が抜けきった繊維質の多いパサ豚。
今度また来ることがあればチャーシュー麺は止めて単なるワンタンメンにしておこう。
ところで小田原系ラーメンの黒いスープを見て思い出したのだけど、
千葉の富津市に「梅乃家」という竹岡ラーメンってのがあったっけ。
機会があれば小田原系と竹岡式を食べ比べてみるのもありだね。