話を聞く分には「食が細くなってガリガリの骨皮筋子になっちゃった」と言うので
相当弱っているのだろうと思いきや、ビックリするほどガリ子ではなかったが
座っている姿を見ると背骨が浮き出て恐竜の骨みたいになっていた。
見た目は若いけれど今年の6月で16年目に突入するおばあちゃんネコなんだよね。
けど痩せて全体的に小さくなって、逆に若返った??と思えてしまう。
詳しい話を聞くと、2月初旬に3日ほどご飯も食べず寝てばかりでトイレを見たら尿の色が
茶色で様子がおかしいと気づき、病院に行くと「肝臓の数値が異様に高い」と言われたそうだ。
それから10日間全く食事をせず衰弱する一方で、毎日病院で点滴を受けていたとのこと。
病院の先生にも「あと1週間ですかね」と言われたそうだ。
ただ延命措置の点滴を受ける姿があまりに痛々しく可哀想なので、もう痛いことはせずに
自宅で穏やかに天寿を全うしてもらおうと2月17日から病院も行かずに見守っていたら、
2日後に突然起き上がってご飯を食べ始めたらしい。また尿の色も何故か通常の色の戻っていた。
その後、少量だけどご飯を食べるようになって少しは元気になって現在に至るそうだ。
そこでカリカリの硬いフードは食べにくいだろうとご飯を柔らかく煮た重湯を食べさせていたら、
たまたまあった夕食のホタテを見るやいなや、テーブルに手を出して食べようとしていたので、
そんなに欲しいのならと与えると喜んでガツガツ食べたそうだ。
それまでどんなに好物(納豆やエビ)がテーブルにあっても手を出すことは無かったのに、
「もしかしたら、今までやれなかったことをやりたかったのかね?」と両親が話してくれた。
しかし病院の先生の「あと1週間」って何だったんだろか?
まぁ良い意味で予想が外れて良かったよ。