長南町のアリランラーメン(らーめん八平)に行ってきた。
茂原の実家から車で約20分の距離とそんなに遠距離ではないため、
父親は定期的にアリランラーメンを食べに行っていたそうだ。
思えばオレが最後に食べたのは2年前の8月に奥さんと一緒に行って以来だな。
(過去の訪問はコチラ ※1 ※2)
天気は生憎の雨降り。
雨の平日だしお店は混んでないよね?と父親に聞くと「雨だとバイクのツーリング客は居ないけど
それでも普通に混んでいる」とのこと。マジっすか。
アリランラーメン八平の開店時間は午前11時。
混雑すると予想されるお昼前の11時30頃に到着したにも関わらず駐車場はほぼ満車。
開店30分で満車って凄いよね。しかも平日だよ。
店内に入ると座敷と2人掛けテーブル席は満席。
幸い10人掛けの木製テーブルに2名分の空きがあったので着席。
この店は空席があったら勝手に座り、セルフの水を注いでオーダーを聞かれるまで
ひたすら待っているのだ。自分から注文の声がけをしてはダメなのだ。
それを知らずに「注文いいですか~?」と言う客を見ると、周りの客は「フッ・・・初心者か」と
心の中で思うだろう・・・って、普通は分からないよね。
しばらく待っていると前ロットのラーメンが全て配膳される。
そこで初めて「次のご注文の方~」と声がかかる。
以前はおばあちゃんが声をかけていたけど今日は名物おばあちゃんではなく孫娘(多分)の女性。
・・・というか、今日はおばあちゃんが居ない。作っているのは孫娘2人のみ。
メニューのラインナップは2年前と変わらず。
アリランチャーシュー大(1,000円)を注文。
そう言えば後から来た常連さんが「今日はおばあちゃんどうしたの?」と聞いていたので
聞き耳を立てると「おばあちゃんはお彼岸でお墓参りに行ってる」とのこと。
なるほど、おばあちゃん抜きの孫娘2人でお店が回せるのか。
お店の継続は高齢おばあちゃんの体調次第だと思ったけど、孫娘が受け継いでいたのね。
さて20分待ってのアリランチャーシュー大の登場。
以前と比べてチャーシューが薄い?前は厚みが1cmぐらいあったような??
ただゴロゴロ入ったざく切りタマネギ、ニンニク、そしてニラのアクセントも健在。
でも相変わらず麺が伸びている。そしてコシが無い普通の中華麺。
これなら大盛りではなく普通のチャーシューの方が良かったかな。
周りのオーダーを見てもチャーシュー大を頼む人は殆ど居なかったもんな。
ところで父親は「お前と来て良かった~」とオレに車の鍵を渡し、セルフ冷蔵庫の中から
瓶ビールを取り出し「このアリランラーメンをツマミにビール飲んでみたかったんだ」とご満悦。確かにこのしょっぱいラーメンにビールは合うだろう。
むしろチャーシューとゴロゴロ具材がビールに合うだろう。
なんにせよ、父親が喜んでくれる姿を見て一緒に行って良かった。
(こんな単純なことでも親孝行してるぜオレ!とか思ったり)
最後になるけどアリランラーメンは麺を楽しむというより独特のスープの味と具材、
そしてお店の独特な雰囲気を楽しむところだね。
また千葉の山奥にあるロケーションのおかげでバイクツーリングやドライブの目的地には
ちょうど良いってのも人気の出る要素なのかも。
なんにせよ、また行きたくなる不思議な魅力の千葉の秘境ラーメンでした。