観光地曳網 一宮海岸 地引網

2014/08/13

外出





千葉県長生郡一宮町の一宮海岸(新浜海岸)で開催された地引き網に参加してきた。


参加料はなんと無料。しかも捕れた魚はお土産として無料で配布してくれる太っ腹企画。
この観光地曳網は何年も前から千葉県の海岸で開催されていたのだ。
今まで何年も茂原の実家に帰っていたのに全く知らなかったわ。
(ちなみに「千葉 地引き網」で検索すると「ちばの観光まるごと紹介」でヒットする)

場所は先程も書いたけれど千葉県は長生郡の一宮町にある海岸。
目安としては「ファミリーマート 一宮海岸店」をカーナビにセットし、ファミマに着いたら
交差点を海岸方向に走れば良いだけ。行けば雰囲気でなんとなく分かるはず。

開催時間は9時半スタートのため余裕ぶって9時過ぎに到着したら、地引き網周辺の駐車場は満車。
500円の有料駐車場まで行くことになってしまった。恐らく早い人は8時過ぎには到着しているのだろう。

ただ海水浴シーズンに駐車場台が1日500円ならば良心的ではないだろうか?
なお駐車場から歩いても5分もかからない。




特に受付もなく、船の近くに人が集まっているので一緒になって説明を聞く。
ハッピを着ている人が観光協会(役場職員?)で、ピンクの鉢巻をした人が漁師さんだろう。
基本的に参加者はファミリー連れ。中高生や大人だけでの参加は無かった。
みんな手にはクーラーボックスやバッグを持ってやる気満々。
我が家は大漁を願って大きめのビニール袋を人数分持参。実家から近いので袋で十分なのだ。

説明の後に地引き網を引く道具を貸してくれる。
これを地引き網のロープに巻きつけて使うのだそうだ。へー

まずは船の出航・・・なのだけど、これが意外と大変そうで手間取っていた。



キャタピラ付きの車で引っ張るのかと思ったら途中で人力になるのね。
そして新人漁師さんが要領を得ておらず、ベテラン漁師さんの激が飛びまくる。
確かにあれは要領が悪いわ。
隣で見ていた奥さんが「私が指示出ししたい!」と言いたくなるのも分かる。

そんなこんなでやっと船が沖に出て地引き網の開始。
漁師さんに話を聞いたらロープの長さは1kmあり、網は750mとのこと。
写真で見ても分かるようにロープの端と端は相当な距離がある。




うまく説明が出来ないけれど地引き網に引っ掛ける道具はクルッと回して引っ掛けた後、
腰に巻いて引っ張るのだ。ただこの道具を使うよりも直接ロープを引っ張ったほうが早い。

引っ張り終えたロープを漁師さんが器用に丸めていく。
さすがはプロって感じ。均等に上手に丸めていくもんだなぁ~と感心してしまった。


10時ぐらいからロープを引っ張り始めて、網が見えてきたのは10時50分。

カモメが網の周辺に飛びまくっているので大漁の予感がする。周りのテンションも高まる。

えーと・・・あれ?魚がピチピチ飛び跳ねているイメージだったのに何か静かすぎないか?

なんか全然魚の姿が見えず、あるのはゴミや海藻だけ。
去年の地引き網ブログとか見るとアジやイワシが大漁で40個の桶が満タンになっていたのにな。
やはり前日までの台風11号の影響で底荒れしてたから?
ちなみに過去の経験から底荒れすると青物(アジやイワシ、サバ)はあまり釣れないんだよな・・・

結果、ブルーシートの上に並べられた魚達の数はこんなもの。
主にイワシ、カマス、セイゴ、フグが捕れた。

たったこれっぽっちで網を引いた人全員に魚は行き渡るのだろうか?
ただし子どもたちは採れたての魚に興味津々。
ゴミと一緒にエイが居るので素手で触ることは出来ないけれど良い経験になったと思う。

たまたま後ろを振り返ると長蛇の列が出来ていた。
なるほど、地引き網で捕った魚を配るために並んでいるのね。
ブルーシートの魚に気を取られて全く気が付かなかった。
知っている人はブルーシートに並べられた魚には目もくれず、先に並ぶのか。
それにしてもすごい人数だな。少なくても200人近くは並んでいるよ。

我が家も列に並んで待っていると観光協会の人がビニール袋を手渡してくれた。
この袋に魚を入れてもらうのね。


漁師さんたちが1人3匹の魚をビニール袋に入れてくれる。種類は適当。
これっぽっちだけど、自分で引っ張って捕った魚だと息子は喜んでいた。

結果3人分でイワシ4匹、カマス3匹、セイゴ3匹の合計10匹の魚を貰うことが出来た。
どれも鉛筆サイズだけど塩焼きにして食べることにしよう。
全て無料でここまで楽しませてくれる観光地曳網、これはハマりそうだな。
どうやら毎年やっているみたいなので、来年はアジの大漁を祈るぜ~










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