先日、ローカル線撮影旅行の合間に千葉の秘境ラーメン屋と呼ばれる
「アリランラーメン 八平(長南町)」に行ってきた。
昔は古市商店と呼ばれていたんだけど、
いつの間にか「らーめん八平 長南店」になっていたのね。
ま、おばあちゃんの居る山内ダムのお店で浸透しているのか。
到着時間は13:30
この時期は天気が良いとツーリング目的地としてライダー達が訪れるが、
ランチタイムを外しているのと雨だったため待ち行列は無し。
店内に入るとおばあちゃんと娘さんが入店に気付かず慌ただしく作業中。
ここで勝手に空いている席に座るべきか否か悩んだが、
娘さんが気付くまで入り口に待機。相変わらずの対応だぜ・・・
やっと気が付いてくれて、空いている席を案内される。
このタイミングではメニューを聞いてこないし言ってもダメ。
メニューを聞くのは厨房に居るおばあちゃんの仕事なのだ。
しばらくすると先客のラーメンが次々と運ばれる。
この先客ラーメンが出されてから、やっとメニューを聞かれるのだ。
ここで注意するのは、どのタイミングで自分が店に入ったか。
それはおばあちゃんが「何にする~」と聞いてくる時に、自分より後から来た客が
「アリランチャーシュー!」とか「アリラン中」と言ってしまう場合があるので、
自分の後から来た客が誰なのかぐらいは見ていた方が良い。
そして1回で作れるラーメンの量は8杯程度。
1ロットを逃すと20分近く待たされる。
そう言えば数年前に来たときとメニューのラインナップが変わっていた。
なんと「みそアリラン」が無くなっていたのだ。
まぁ味噌アリランには色々と問題があって、一番最初に注文した人が
「味噌アリラン」を頼むと後からの客が全員「味噌アリラン」になってしまうので、
ラインナップから消えたのは正解だと思う。
あと、別のお客が「ビールとチャーシューの別皿」と注文していたんだけど、
別皿でも注文できるんだ?と、ちょっとビックリした。
20分待ち、やっと自分のラーメンが運ばれてくることになったのだが、
ここでもまた1つ注意するべき事がある。
それはおばあちゃんも娘さんも誰が何を注文しているのかを把握していないこと。
なので「アリランチャーシューの方~」とか「ラーメンの方~」と言ったときに
自分の注文したものであれば「ハイ!」と挙手をしなければならないのだ。
・・・もぅ色々と制約というか作法がめんどくせぇ~!!って人は
長柄町にある本店に行くと良いと思う。
柔らかく煮込まれたチャーシューとタマネギ、ニンニクがゴロゴロ。
そしてピリ辛い独特な味のスープ。
ただ麺が伸び気味だったのは気になった。
以前食べたときに麺が固めだったのは、注文が最初だったからかね?
後からになると、おばあちゃんの作業が遅いから伸びちゃうのかもな・・・
最後にお土産として煮豚(200円)を購入。
チャーシューは美味しいんだけど、1本2,000円はちょっと手が出ないな。
ちなみにこの煮豚はアリランラーメンの中に刻まれて入っているものと同等品。
会計時に娘さんから「美味しいけど食べ過ぎると気持ち悪くなっちゃうんで、
出来れば料理と一緒に使った方が良いです」とアドバイスを受ける。最後になるが、店としてのサービスを受けるなら長柄町店の本店。
秘境を求めて苦労しながら食べるというなら長南町の婆ちゃんの店だね。