昼飯は研修施設に配属となった元上司に誘われて西国分寺にある
熊祥(くまよし)というラーメン店に行ってきた。
店構えはラーメン屋とは思えないような雰囲気。
「らーめん」と書いて無ければ喫茶店やBARと間違えてしまいそう。
お店の佇まいからも分かるように店内もシンプルで洒落ている。
ただ店内の雰囲気に若干似合わないのがドアを入ってすぐの券売機。
まぁ店主が1人で切り盛りしているらしいので券売システムはやむを得ないのか。
テーブル席には子供用の座椅子もあるので家族連れでも大丈夫そう。
(ただしカウンター席は背の高いスツールなので幼児は無理だと思う)
店の外に2つオープンスペース(4名がけテーブル席)があったので、
「寒いところで熱々のラーメンを食べる」という心意気がある人ならば
それはそれでアリ。
さて、ではまず何を食べるか。
上司のオススメは「みやびらーめん(豚骨と醤油を足したダブルスープの中太麺)」
だったけど「あぶらそば」もオススメとのことで、今回は「あぶらそば(550円)」を選択。
クーポン券を利用すると大盛、ノリ、味玉、メンマ、ライス(炊き込みご飯)の
いずれかをサービスしてくれるので、あぶらそば大盛りでオーダー。
店主1人で作っているのでラーメンが出てくるまでちょっと時間がかかる。
暇つぶしにカウンターに置かれている調味料を見ていると、一見変わった壺があった。
蓋をあけると中身は肉カスが入っていた。
え?肉かすって富士宮やきそばとかで使う、あの肉カスだよね?
そこで上司に聞いたら「ラーメンに肉カスを入れると美味い」との事。
へぇ~初めて知った。てか、肉カスなんて焼きそばでしか使ったこと無かったよ。
注文してから10分ぐらいで「あぶらそば(大盛り)」が登場。
トッピングはチャーシュー、メンマ、ノリ、刻みネギのシンプル構成。
大盛りの割に麺の量はそんなに多くない。
丼が大きいので麺の量が少なく見えるけど、実際に食べてもそんなに多くない。
なので普通盛りだと成人男性だと少なく感じるかも。
丼の底に溜まったタレを混ぜて食べるのが油そばの食べ方。
少ししか混ぜずに食べると味が薄いので、よく混ぜること。
やや固めに茹でられたコシのある平たい中太ちぢれ麺はタレによく馴染む。
タレは背脂系の油ギトギトではなく、サラッっとした薄味醤油の上品な風味で
食べ飽きること無く、また白髪ネギがアクセントとなってツルツルいけてしまう。
上品な味わいと店内の品の良さも手伝ってか、客層も結構年配の人が
多く来ているのも頷ける。
ただガツンとしたのが好みならば家系ベースの「こがね家」という名の
ラーメンもあるそうだ。
ただ先程も書いたように店主が1名でやっているので待ち時間は必須。
自分達は運良く席が空いていたので待たずに座れたけれど、
後から来たお客が後ろにズラッと並んでいたので気分的に落ち着かなかった。
でもそれだけ人気の店ということなのだろう。