そもそも去年2月のCP+で現物を触った時は「重い。四角い。大きくてミラーレスの意味ない。
画質もK-5があれば別に無くても良い」なんて印象だったが、11月から急激に値段が下がり、
12月にはディスコンとなり、改めてK-01のレビューを見たり実機をあれこれ触っているうちに
ジワジワと欲しい熱が復活してしまい、おそらく底値であろうレンズキット33,800円を
(実際は値切って31,800円とSDカードおまけ付き)買ってしまった。
K-01はK-5のバッテリーと互換性があるってのも大きな決め手の一つだったんだけどね。
そこで1ヶ月使ってみて簡単に良かったところ悪かったところを箇条書き。
【良かったところ】
・ピーキング機能と6倍拡大表示でマニュアルのピント合わせがメチャクチャしやすい。
・上記の理由でオールドレンズ(マニュアルレンズ)が使いやすい。
・オールドレンズでも手ぶれ補正が使えるのは大きい。
・露出が正確(CMOSセンサー自体で直接露出値を決めているらしい)
・液晶が綺麗で見やすい(腕を高く伸ばして撮影しても液晶が見える)
・K-5(K-7)とバッテリー互換
・レストラン等の飯フォトでは一眼を使うより(恐らく)引かれない。
・一眼のように身構えずコンデジ感覚で気軽にサクサク撮れる。
【悪かったところ】
・電子水準器が無い。
・グリーンボタンの位置が遠い(側面に付けて欲しかった)
・縦位置撮影するときにレッドボタンを誤って押してしまう事がある。
・SDカードはコンデジの様にバッテリー側にあると良かった。
・ビスケットレンズを付けてもやっぱり重い(慣れたけど)
・ズームレンズはビックリするぐらいAF音がウルサイ。
・動体物を撮影するのには不向き。
とにかくマニュアルフォーカスしやすい。ホントこれに尽きるね。
オールドレンズやマクロレンズを使う楽しみがある。
それとこのご時世バリアングル液晶じゃないのは不便かな?と思ったけど、
手を伸ばしてのハイアングルや腰位置のウエストレベルでも液晶がよく見えるため、
要らないっちゃー要らないかも。
ただ地面スレスレのローアングルだとバリアンが無いと厳しいね。
最初は普段使いのK-5のサブ機と考えていたけど、実際に使い出してみるとレビューや
口コミ等でもあるように「サブからメイン機に格上げしたくなった」という書き込みに納得。
もしも安いからと言う理由で一眼やミラーレス初心者が最初に買うのであればWズームレンズキット、
いや、ぶっちゃけペンタックスレンズ資産があるユーザーが買い増しで購入が幸せになれると思う。
最後に。
恐らく今後二度とペンタックスのカメラデザインをマーク・ニューソン氏が手掛けることは無いのと、
奇抜なデザインだけどスペックは高いという異色な名機になるのは間違いないと思うので、
今後も末永く愛用していきたいと思う。