野外でバウムクーヘンをつくろう こどもの国

2014/11/22

外出





横浜市青葉区にある「こどもの国」で行われた「野外でバウムクーヘンをつくろう」に当選し、
秋の3連休初日に親子3人で参加してきた。

集合時間は12:45の時間厳守。
20人のグループに分かれて共同作業を行うため遅刻は厳禁。
準備するものは軍手のみ。道具類は全てこどもの国で用意してくれる。

参加証と会費を支払うとバウムクーヘンの作り方マニュアルを渡され、
近くにある簡易の手洗い場でしっかりと手を洗う(特に子供)ように言われる。

参加者が全て集まると8班のグループに分けられる。
大体1つの班に5~6家族が割り当てられるようだ。よって合計人数は20人ぐらい。

グループメンバー同士で軽い挨拶を交わし、さっそくバウムクーヘン作りの開始。


衣装ケースの中には「卵40個、薄力粉600g、ホットケーキミックス400g、砂糖500g、
お玉、ゴムべら」が用意されている。別途ボウルに入った溶かしたバターが渡される。

まずは子供たちによる卵割りとかき混ぜ。


最初は手で混ぜることに抵抗のあった子供たちだが、誰かが「トロトロして面白い」と言うと
皆こぞってグチャグチャにかき混ぜ始めた。なるほど「手をよく洗え」という意味が理解できた。

次に衣装ケースにホットケーキミックス類を入れて軽く混ぜた後に溶き卵とバターを投入。


そして再び子供たちによる混ぜタイム。
ダマが出来ないようにしっかりかき混ぜるのが美味しくなるポイントだとか。

子供たちが粉を混ぜている間に大人たちは竹あぶり。
マニュアルによると「火が良く燃えている部分とおき火の部分の2種類になるように」とあるが、
実際はそこまで厳密にしなくても良いらしい。というか2つの班で1つのドラム缶を使うので
そこまでのスペースが無いというのが現状か。
更に「竹の中央3節くらいにノコギリで切れ目を入れ空気が出るようにする」とあるが、
竹には既に切れ目が入っていた。

ノコギリで筋を入れてある部分を火でまんべんなく炙る。
この炙るという作業は殺菌効果と竹から出る油で滑りを良くするそうだ。
真っ黒になるほど炙るとパーン!と爆ぜるので注意(隣の班が爆ぜさせてた)
ある程度竹の色が変わったらスタッフがタオルでススと脂分を拭きとってくれる。




子供たちが混ぜてくれたバウムクーヘンの素を竹の上に垂らして焼き上げる。



バウムクーヘン作りのポイントは3つ。

1つめは3ヶ所入った切れ目部分の間にバウムクーヘンの素を垂らすこと。
あまり範囲を広げて垂らすと衣装ケースからはみ出すのと分厚いバウムクーヘンにならない。

2つめは焼く時に回転させながら火の上に持って行くこと。
そのまま持って行くとバウムクーヘンの素が垂れてしまい角ができてしまうのだ。
とは言え、多少は角が出来ても何層も焼いていくので目立たなくなるが。

3つめは表面が乾いたぐらいの頃合いで火から下ろすこと。
火が強いのであっという間に焦げ目がついてしまう。

バウムクーヘンの素を垂らし、火の上で竹を回すという単純作業に子供は飽きると思いきや
我が班の子供たちは率先して「垂らしたい!」「回したい!」という子が多かった。
参加した親御さんも協力的で「変わりますよ」と声を掛け合い、なかなか良いチームであった。

午後1時から垂らして回してを繰り返し、午後2時半に残った最後の素を垂らし終え、
やっとバウムクーヘンが焼きあがった。


仕上げはスタッフが竹の片方を切り落とし、タオルを巻いてバウムクーヘンを引き抜く。
この時に竹を回転させるのが上手に抜くポイント。

おぉ~!という歓喜の声が上がり待望のバウムクーヘンの出来上がり。


当たり前だけどちゃんと年輪が出来てる!なんとなく感慨深いものがあるね。
最初は「ちょっと細い?」と思っていたけど、焼き上がったらそれなりの太さになってる。

各家族分に切り分けて野外バウムクーヘン作りの終了。
表面の焦げ具合が如何にも「手作り」って感じがして良いよね。

肝心の味のほうなのだけど、正直本物のバウムクーヘンの味とは程遠い。
全体的に甘みが足りない。ただ皆で協力して作ったとなると「美味い」と言いたくなるね。
恐らくメイプルシロップを垂らしたらもっと美味しくなると思う。

しかしバウムクーヘンを作るのって大変だね。値段が高いという理由も分かるわ。

はがき応募型こどもの国イベントは「炭火でサンマを焼く会」と「野外でバウムクーヘン作り」で
味を占めてしまったので、来年も面白そうなイベントがあれば応募しよう。狙い目はピザ焼きかな。









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