通常だと非常に待たされる人気の美登利寿司なのだが、今回は事前に予約しておいたので待たされることもなくすんなりと入店。(ちなみに18時の時点で予約128組待ちだった)
案内されたのは3Fにある個室。
1Fや2Fと違って3Fは個室のみの部屋割りで、板さんがいるカウンター席はなし。大人6名と子供4名の総勢10名ではあったが広々しているので窮屈感はなし。
既に用意されていた旬の三種盛りとカニミソサラダ。蟹味噌の下にはほぐされたカニの身が敷き詰められている。これは絶対に日本酒だなと心に決め、途中まで食べずに取っておくことにした。
ほどなくすると大人6名分の刺身盛り合わせが登場。迫力のある盛りつけ具合だ。
タイの見える表だけではなく裏にはイクラとウニの箱が鎮座。すげー!
切りたてなのでドリップ(赤い汁)も出ておらず鮮度もバッチリ。刺身も1枚1枚が分厚くてボリュームがある。個人的にはエビと炙りサバが美味かった。
続いて若鶏と筍くわ焼き、揚げ豆腐海老野菜あんかけの登場。
若鶏の方はこれと言った感動はなし。ま、洒落てるよね。野菜あんかけは揚げ豆腐の身がギュウギュウに詰まっていて食べ甲斐がある。
メロカマ煮付けがこれまた絶品。
柔らかいカマが煮汁によく染み込んでおり、奥さんはご飯が欲しくなると言っていた。
確かに米が欲しくなる味付けというのも分かる。が、オレは日本酒が欲しくなった。美登利寿司はメニュー的にビールより日本酒って感じかな。そこで「とらフグのひれ酒」を注文。栄養豊富とあるけどヒレに栄養はあるんかね?
芳ばしく焼かれたヒレが日本酒と相まって独特な香りを醸し出している。
ひれ酒はクセがあるから好きな人は好きだけど、匂いが嫌だって人が割りといるんだよね。
なお、注ぎ酒として頼むと福島の「人気一(400円)」が出される。1本が1合(180ml)なのでひれ酒のコップにはその半分の90mlぐらいが入ることになる。
蟹味噌を食べるために冷酒を頼んでみようと思ったけど、ひれ酒のエキスが勿体ないので終始注ぎ酒を飲むことになってしまった。熱燗なのでいい加減に酔っ払ってしまった。
ここで子供たちの頼んだメニューを紹介。
各自が食べたい握りを食べた後、期間限定の「華特選にぎり(2,000円)」を注文。
2,000円でこのネタと量だったら安いよ。
写真には撮らなかったけど、この他にミニかにみそサラダと酢の物が付く。子供たちは蟹味噌がイヤだと言うので親が引き取って美味しく食べた。
箸休めで注文した店長おすすめのアボカド海鮮サラダ(800円) 皿がデカイ。
アボカドがゴロゴロ、海鮮がゴロゴロと入っており、オススメするのも納得。
家族で来るのであれば、先ほどの華特選にぎりと海鮮サラダの他に数品で満足できちゃうな。
最後に上寿司といわしつみれ椀、デザートでフィニッシュ。
正直、既にお腹が一杯だったので上寿司は無理やり食べた感じ。
あとタマゴは2個も要らんね。タマゴの代わりにイカか貝が欲しかった。つみれ汁の身が既成品っぽかったので、ここはあら汁でも良かったのかも。
最初は「4,000円コースじゃ量が少ないか?」なんて思っていたけれど、食べ終わる頃には「もう食えねぇ~!」と苦しくなってしまった。
喜寿のお祝いとして選んだ美登利寿司を義父に満足して貰えて本当に良かった。