1ヶ月以上前から予約していたので「海蔵はなれ」ではなく「本店」に席を用意してもらった。
はなれは4名テーブル席、本店は1枚テーブル掘りごたつなので皆で会話を楽しめる。
前回は宴会コースではなく単品注文だったけど、今回は大人数で訪れたため3,500円のコースに
2,000円の飲み放題を付ける。金曜日の夜ではあるが飲み放題は2時間30分と長めの設定。
また海蔵はアルコールの値段がちょっと高いので、飲む人が多ければ飲みホがオススメ。
さて肝心の宴会コース料理の内容について、まずは箱ウニが登場。
一番最初に出てきたのがウニとはビックリ。
サイズは縦20cm☓横10cmでウニがビッチリと敷き詰められている。
味も安っぽいミョウバン臭く溶けたウニではなく、しっかりとした厚みのウニなのでプリン体が気になるお年ごろメンバーだけど旨い旨いと舌鼓。
添えられた海苔に巻いて食べるのも良いが個人的にウニは塩で食べるのが好きなため
卓上の塩を少し振って食べる。これはビールじゃなくて日本酒だね。
ビールといえば飲み放題なのにも関わらずジョッキではなく、ちゃんと瓶ビールなのが嬉しい。
ところで飲み放題メニュー表の撮影をすっかり忘れてしまったのだが、日本酒は広島の銘酒
「雨後の月」の特別本醸造とにごり酒も飲み放題に含まれていた。
焼酎などもあったが最初のビールだけで殆どのメンバーは雨後の月を飲んでいたな。
続いて登場したのが海蔵名物でもある刺身の盛り合わせ。
お刺身六点盛りとはあるけれど六点以上あるんだよね。
写真中央に鎮座する尾頭付きの魚はコチ。
このコチがねっとりとした食感でめちゃくちゃ美味い!
旬の刺身以外にもサザエの刺身あり、ナマコポン酢ありと日本酒がグイグイ進んでしまう。
刺身と日本酒だけですっかり満足している中、今度は牡蠣が運ばれてきた。
生牡蠣だったらちょっと遠慮してしまうが、これはちゃんと蒸した牡蠣なので安心。
そう言えば広島に居た上司が「広島で牡蠣を生で食べることは殆ど無い」と言っていた。
やっぱり生牡蠣は危ないからだというのが理由なのだそうだ。
あとよく生牡蠣をツルンと食べるのに牡蠣の貝殻に口を付けて直接食べる姿を見るけれど、
実はあれが一番当たりやすい食べ方なんだよね。
身もそうだが、むしろ牡蠣の貝殻の方にノロウイルスが付着してるんだよね。
一応、蒸された牡蠣だけどちゃんと箸を使って食べれば恐らく大丈夫でしょう。
牡蠣の次はこれまた海蔵の名物料理である超巨大な金目鯛の煮付け。
このキンメの煮付けはねぇ~ホントに美味いよ、甘辛いタレが絶品。
この染み加減、この身の厚さ、このホロホロ加減、どれをとっても最高の一品と言いたい。
海蔵に来たらこのキンメ煮付けを食べて欲しいね。身がふっくらして美味しいから。
よく見ると頭が無いけれど頭を付けたら大皿に乗り切らないんだろうな。
煮付けでお腹も十分に満足した中、揚げ物の盛り合わせと焼いた貝がやってきた。
ちなみに貝はホンビノスというもの。見た目はハマグリっぽい。
味の方はちょっと身が締まっているかな?でもこの食感は悪くない。モキュッとした感じ。
佃煮にして食べたら良いだろうな。
ここまでが主な料理で最後に箸休めの漬物、アオサの味噌汁、オニギリでフィニッシュ。
「酒を飲んだ後の味噌汁ってどうしてこんなに美味いんだろうね?」と皆が口々に言うのも納得。
かれこれ数年前にコース料理を頼んだシメは土鍋ご飯だったけど、今回はオニギリ。
ただ土鍋はかなり量が多くて残してしまった記憶があったので、おにぎりで正解だね。
それにしても3,500円コース料理でこの内容なら満足度はかなり高いよ。
最初に書いたけど海蔵は単品アルコールが高いため、4杯以上を飲むのであれば
2,000円飲み放題を付けるのがオススメだね。
最近の飲み会はよくある居酒屋コースばかりだったので微妙に物足りない事が多かったけど、
海蔵は余程のへそ曲がりじゃない限り「良かったよ」って言われること請け合いのお店だね。
いやはや満足満足。