せっかくわざわざ横浜まで出てきたのだから何か食べて帰ろうと考え、
久しぶりに横浜家系ラーメンの総本山と呼ばれる「吉村家」で食べていくことにした。
到着したのは午後14時頃。
お昼のランチタイムを過ぎているにも関わらず大行列が出来ていた。さすが人気店だけはある。
これがラーメン二郎だったら並ばずに帰るのだけど、吉村家は客の回転率が早いので
列ぶことにした。なおこの店は最初に食券を買ってから最後尾に付く方式のため
食券を買う前に並ばないよう注意。(店員が「最初に食券を買ってお並びください」と言ってくる)
なお購入したのは中盛ラーメンり(770円)その他のトッピングはなし。
あとで「やっぱり足せば良かった」と後悔しないよう食券機で買わずともトッピングは現金を
カウンターに置いて注文することも可能。
待つこと20分で店内に案内される。
待合所に暇つぶし用の新聞などが用意されているけれど読む人は皆無。みんなスマホだね。
入口付近まで近づくと店員が「先頭からコチラまでのラーメンを用意しますので食券を
見せてください」と言ってくるため各自が食券を見せる。だいたい10人程度かな。
すると店員はメモも取らずに10人分の食券を暗記して厨房に伝える。凄いよね。
店内構成はコの字型カウンターと少人数グループ用に座敷が用意されている。
また回転率が早いのはロット順で客を入れ替えているからだと知る。なるほどねぇ~
食券をカウンターの上に置くと順番に好みの聞いてくるので「麺硬め、油少なめ」で注文。
卓上の調味料は行者ニンニクに刻み生姜、フライドニンニク、ラーメン酢などなど。
ちなみに黄色いコップみたいなのに入ったのが行者ニンニク。
緑の逆さまになったのがすりごま。個人的にはすりごまよりも、そのままのゴマの方が好きだ。
席についてから5分程度でラーメンが運ばれてきた。
家系ラーメンお約束である3種トッピングの海苔、ほうれん草、チャーシューが鎮座。
まず最初にスープを飲んでみるとちょっとぬるいか?と思ったけど、麺を下から出して
スープを対流させると熱々のスープになる。表面の油で膜が出来ていたっぽい。
しかしこのスープの味というかマイルドさは最高だね。
塩辛くもないし油っぽさもないし美味いわ。油を少なめにしたのが良かったのかな。
秀逸なのは燻製されたチャーシューの味。
たまに硬い部位のところもあるが鼻を抜けるスモーキーな香りがたまらんのよ。
願わくばもう少し厚みがあれば嬉しかった。
麺は酒井製麺の中太ストレート。これぞ家系スタンダードと呼ばれる麺だね。
コシもしっかり、スープにもよく絡む。固めで頼んだので歯ごたえもイイ。
家系ラーメンといえばおろしニンニクでの味チェンジ。
半分近く食べ終わったらニンニクと刻みショウガを入れて食べてみたのだけど、
これがまたうめーんだわ。調子に乗って入れ過ぎると辛くなるのでスプーン1杯分を
海苔の上に落として少しずつ溶かしながら食べた。ついついスープを飲んでしまうね。
ただ刻みショウガはライスに乗せて食べたほうが良いと思った。
久しぶりに味わった横浜家系ラーメン吉村家。行列が出来る理由も納得の美味しさだった。
帰り際に持ち帰り自由のお土産でバナナを1本貰った。これも吉村家の面白いところだね。