このお店の面白いのは最近流行りになってきている飲み物の持ち込みが可能というところ。
要は客が自分で好きなアルコールを好きなだけ持ち込んで飲めるというもの。
今回注文したのは「浜焼き盛り合わせセットの全7品(1名2,200円)」というコースに
持ち込み飲み放題の3時間(900円)を付けて1人3,100円のプラン。
なお持ち込んだアルコールに対してワインならワイングラス、日本酒ならおちょこ、ビールならば
ジョッキなどを貸してくれて、割りモノ(氷や水など)も無料で出してくれる。
更にはクーラーボックスもあり常に冷えた状態を維持できるのと、途中でアルコールが切れたら
時間内であれば店を抜け出し近所のコンビニに買い出しも可能とあった。
大量に氷の入ったクーラーボックス?箱?に持込んだビールと日本酒、そしてバーボンを入れる。
この雑多な感じの冷やし方がお祭りっぽい雰囲気でオレは好きだな。
ちなみに今回持ち込んだ日本酒は福島は会津の「寫楽(しゃらく)」と佐賀県の「鍋島」という酒。
料理の方は全7品でサラダから焼き物、揚げ物、鍋とシメの雑炊とよくある宴会定番料理。
お店的には牡蠣を推しているので焼き物は牡蠣か?と思ったら大きなアサリだった。
今回集まったメンバーはガツガツ食べるというよりも、旨い日本酒を酌み交わしながら
ちょっとした料理をつまんで楽しむタイプなので、この焼きモノは非常に好評だった。
エイヒレなんてその場で炙って食べないとすぐに固くなっちゃうもんね。
どことなく炊き出しをイメージさせるアルミ鍋に入った山海ちゃんこ鍋。
思った以上に具沢山で味も良かった。
シメの雑炊を店員さんが作ってくれるってのも良かった。
しかし最後の会計で改めて思ったのは、自前で買ってきた酒と持ち込みチャージ料、
そしてコース料理の代金と併せて結局1人の支払い金額が4,000円以上になったこと。
店の謳い文句の「よくある飲み放題980円系の店は別途お通し料理2品』の注文が一般的だけど、
結局の最終会計は3,000円以上になってしまう。しかし持込みプランは食べ物の他にアルコールの
持ち込みチャージ料(2h600、3h900円)のみしかかからず、料理とチャージ料だけで2,000円程度に
抑えられてお得!」とあるが、それって冷静に考えたらホントにお得なの?ってのが正直な疑問。
だって結局、お酒は自分で用意するので費用がかかるもんね。当たり前だけどさ。
チョイ飲みする程度なら1本300円のビール500ml缶を数本持ち込み、単品料理を数品頼んでって
思ったけど、そもそもこのお店は単品料理の値段が980円飲みホ系の店よりも高いんだわ。
まぁ料理自体はちゃんとしたというか海鮮系がメインなので高くなるのはしょうがないけど、
だったら持ち込みより普通に飲み放題プラン(1,300円)を付けたほうがお得なのかな?なんて
思ったりした。
簡単に計算しても、持ち込み600円+単品料理(平均700円)2品で1,400円+自分で買ってきた
アルコール約1,000円で既に3,000円オーバーしてるもんね。
お店自体に払う金額は謳い文句にある「2,000円程度に抑えられてお得!」のとおりだけど、
トータルで考えたら3,000円オーバーだし、しかも料理2品ぽっちだもんねぇ。
ただ今回は旨い日本酒を飲むのがメインだったので酒代で高くなるのは納得していたけど
そういう趣旨なく単に飲みに行く程度であれば、持ち込みよりも普通に飲み放題を付けたプランが
なんの気兼ねなく手間暇もかからず、支払い総額もどっこいどっこいなのかな?