上司は胃腸が弱くすぐに腹痛を起こすのと何でも大げさに話すので、どうせ今回も下痢だろうと思って
あえて気にしない素振りをしていたが、よく見ると顔色が青白く本当に調子が悪そうだったため
「そんなに痛いなら救急車を呼びます?」と聞くと「救急車を呼ぶほどではない」と言いながら
タバコを吸いに行ってしまった。
なんだタバコを吸う余裕があるんじゃん。と見ていると今度はトイレに行ったので、ウンコでもすれば
治るだろうと思っていたらトイレから出てきても「左脇腹が痛い」と椅子の上でうずくまってしまった。
さすがにこれは役者をしているとは思えず「救急で病院に連絡しますね」と、市民病院に電話。
電話口で症状を聞かれたので「左の脇腹が痛む。中から膨れるような感覚」と伝えると、
ひとまず内科で受け付けを行い、場合によっては緊急に回しますと言われる。
てっきりすぐ緊急で見てくれるものだと思っていたけど、救急車を呼ばないと緊急にならないのかね?
ただ救急車はイヤだと言うのでタクシーで病院へ行ってもらい、2時間後に「尿路結石」だったと連絡があった。
なんでも病院の受付で問診票を書いていると、あまりに痛そうにしているので緊急に回してくれたのだそうだ。
上司は普段からオーバーリアクションする役者なので、まさに芸は身を助くだと思ったよ。
検査内容は腹部レントゲンとCT、採尿、採血をした結果で尿管結石だったと判明。
病院側でも最初に痛みの症状を聞いて十中八九結石だと分かったと言われたそうだ。
それから検査を受けているうちに痛みが治まったので、とりあえずの痛み止めだけを貰って病院を終えたとのこと。
採尿の時に石が出たのかね?まぁ何はともあれ変な病気じゃ無くて良かったよ。
・・・かくいうオレも15年ぐらい前に尿管結石で七転八倒しつつ救急車で運ばれたんだよね。
あのときは最初に腰の辺りを寝違えたのか?筋を痛めたか?ってぐらいの軽い痛みから始まり、徐々に痛い箇所が
背中なのか肩甲骨なのか分からなくなり、吐き気もあるわ(吐けなかったけど)冷や汗は出るわでトイレから出たら
奥さんが「顔が黄色く黄疸っぽくなってる」と焦ってたっけ。あの謎の痛みはマジで死ぬかと思ったもんな~
そう考えると今回の上司は「脇腹が痛い」と言う割にタバコを吸ったりスタスタ歩いたりと、マジで痛いのか?と
疑っちゃったよ。もしかしたら石の位置で痛みの度合いが違うのかもしれないけど、なんにせよ突発的に痛くなる
尿管結石ってのは厄介だよね。
しかも人生で1度きりではなく、場合によっては2度3度目があるっていうから困ったもんだ・・・