【6mm厚】 極厚の鉄板を育てる

2018/05/13

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先日、6mm厚の鉄板を購入したのでシーズニングを行った。
(購入先はヤフオクだけど今は売ってないっぽい)


サイズはA4ぐらい。ちょうどレターパックの入れ物に入る大きさ。
実寸は302mm×220mmで平らな焼き面は225mm×180mmとなる。
ハンドル(取っ手)が付いているので熱くなっても持つことが可能。
あと6mmだけあってA4サイズでも重たい。重量3kg以上はある。

ところでなぜA4サイズを選んだのかと言うと、家庭用のカセットコンロで使うことが出来るから。
それよりも大きくなると鉄板プレート部分がコンロをはみ出して危険なんだよね。
「卓上カセットコンロを鉄板等の調理器具で覆うと熱がこもってボンベが加熱されて大爆発する」とか聞いたことあるでしょ?まさにそれ。
一応、心配だったので鉄板をコンロで熱している時にガスボンベを入れるフタ部分を触ってみたらむしろ少し冷たかった(気化熱)ので安心して使えると判断。


鉄板やスキレットのシーズニングの方法はメジャーな行為なので簡略するが、あえて簡単に説明すると

1:中性洗剤を使って鉄板をよく洗い、熱して水分を蒸発させての空焚き。

2:水分が無くなったら鉄板が冷めるまで待つ(そのまま油を敷くと跳ねるから)
  なお6mm鉄板で普通に触れる程度まで冷めるのに30分ぐらいかかる。

3:油を敷いて再び熱する。このとき煙がもうもうと立つので換気扇は全開で。

4:ある程度の煙が出なくなったら火を止めて鉄板を冷ます。
   冷めたら再び油を塗って油を焼き切る。
   この作業を2~3回繰り返すと鉄板が徐々に黒くなる。面倒だけど最初が肝心。  

 3回ほど繰り返してやっと鉄板が馴染んだような?
ところでなぜ冷まして熱してを繰り返すのかは、冷えることにより鉄板に油が浸透するのだとか。
部分的にムラはあるけど使い続けるうちに黒くなるでしょう。
それと汚れているけど最後に洗うので問題なし。

5:ここまで終わったらクズ野菜を焼いて鉄臭さを抜く。
香りの強い野菜を使うと良いとあったけど、まぁ適当で良いんじゃないかね。
オレはキャベツとネギと生姜を使った。

ここで「鉄板の端っこもしっかり熱は伝わっているのか?」と疑問に思ったので、ネギを置いてみたところしっかり熱が通って焼けていた。

こんな角の部分でもちゃんと熱せられてるのね。あと火の通りがメッチャ早い。
とにかく熱伝導率が凄いよ。まさに6mm厚は伊達じゃないな。

6:クズ野菜を焼いて鉄板を冷ましたら水洗い。スポンジよりもたわしが良いと思う。
ここで洗剤を使って洗ったら今まで苦労した工程が水の泡なので、必ず水洗いのみで。
せっかく油を浸透させたのに洗剤で落とすとか愚の骨頂すぎる。

7:水洗いして濡れた鉄板は熱して水分を飛ばし、最後に薄く油を塗って新聞紙に包む。
以上で鉄板のシーズニングが終了なのだけど、せっかくなので焼きそばを焼いてみた。

鉄板が小さいので肉と野菜だけを最初に炒め、あとから麺を追加する感じ。
それとイカがあったので麺と一緒に入れる。

てか、めっちゃ焼けるのが早い。あっと言う間に火が通るしソースの水分がすぐ抜ける。
屋台で売っている焼きそばっぽい仕上がりは鉄板にあったのか。

多少の焦げ付きもヘラで擦って落とせるのが鉄板の良いところ。
当たり前だけどエッジを立てず水平に使えば鉄板が傷つくことはない。

   

値段は多少張ったけど改めて買って良かったよ。
手入れを怠らなければおそらく一生モノの調理器具になるな。










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