毎年1年で買い換えていたテフロン(フッ素樹脂)加工フライパンを止めて、ステンレスのフライパンを買ってみた。
Amazonで5,980円と値段もそこそこ。丁寧に扱えば一生モノだと考えれば安いか。
重量は1.5kgとフライパンにしてはかなり重い。が、使っていれば慣れる。
そして今まで軽かったテフロン加工のフライパンだと五徳に付いている温度センサーの出っ張りで傾いてしまったり、食材を炒めているときも軽すぎて少し不安定だったため持ち手を持っていないと怖かったが、今度は置きっぱなしで調理できる。
また使い始めは持ち手が24cmでちょっと長いかな?とは感じたけど、それなりに太めで持ちやすく、洗うときもシンクの縁に持ち手が当たって洗いづらいなんてことはなし。
サイズ28cmではあるがそれは上部の外径であって、実際に調理するエリアの鍋底内径は22cmとなっている。
あと説明書には「空炊きするな」と書いてあるも余熱と空焚きの違いってなんだろね?だいたい3分ぐらいが余熱状態で、それ以上(5分とか)が空焚き状態ってことなのか?この辺は臨機応変に察せって感じだな。
ちなみに使用可能状態(水が玉っころになって転がる)にさせるまで、我が家の場合、火力全開にしてSiセンサー(温度センサー)が働く時間まで温めたらOK。時間にして2分ほど。センサー解除はしないでOK。
さてステンレスについて今まであまり気にしていなかったけど、品質表示のところに
・本体 :ステンレス(クロム21%)
・はり底:ステンレス(クロム18%)
・・・と書いてあり、なんのこっちゃ?と調べるとクロムの含有率が21%と18%ってことらしい。
一般的にはステンレスの種類は「18-0」「18-8」「21-0」が主流らしく、最初の数字(18)はクロムの含有率で、ハイフォンの後の数字(0)はニッケルの含有率なんだってさ。
簡単に説明すると「18-0(安い)」「21-0(一般的)」「18-8(高級)」に分類されるみたい。
要は100均で売ってるような安価のステンレススプーンはクロム含有率が18%のみ、ちょっと高いと21%、ブランド高級品はクロム18%だけどニッケル8%が含まれるってこと。
クロムとニッケル含有率の数字が書いてないから分らねぇ~!って場合、磁石にくっつくのはニッケルが含まれないステンレスなのだ。
参考までにステンレス調理器具で18-8のニッケルが含まれる(磁石がくっつかない)ものはIH非対応が多い。
ちなみにステンレスでも多少は腐食はする。それがニッケルを含まない「18-0」だと錆びやすくて「18-8」などクロムやニッケルを多く含んだものは錆びにくい。
おそらく普通に使っていれば錆びることはまず無いと思うけどさ。で、その中間である「21-0」は18-8よりも値段が安く18-0よりも錆びにくいというワケ。しかもIHでも使える。
ところでステンレスのフライパンはフッ素加工のフライパンのように何も考えずに使うと食材がくっつくので、下準備(余熱)が必要なんだよね。
まず強火でガンガンに温めたら水を垂らし、その水が玉っころになってフライパン内をコロコロ転がる状態にするのがステンレスフライパンを使う儀式。
最初は玉っころがチリチリとなればOKと思っていたが、鍋ふちまでコロコロ転がるまで予熱しないとダメ。くっつく。
先程も書いたけど我が家のリンナイガスコンロの場合、火力全開にしておいてSiセンサーが働いたら使用可能状態(水玉で転がる)になる。時間にして約2分ほど。
まぁステンレスのフライパンを買おうと考えている人はそんなことは事前に調べていると思うので釈迦に説法だね。
とりあえず1年ぐらいでフッ素樹脂(テフロン)加工の効果がなくなるフライパンを止め、丁寧に扱えば一生は使えるというステンレスのフライパンを今後は愛用していくぜ~