【原付きスクーター】インパクトレンチでプーリー外し

2017/07/31






先日、スペイシー100のプーリーが外せずに途中で諦めたという話を会社でしたところ、たまたま上司に
「インパクトレンチとか持ってたりします?」と聞くと「あるよ」と即答。マジっすか。

そこで借りたのが「バル(BAL)レンチ LEDライト付き電動インパクトレンチ 1308」というモノ。

スペックを調べると電源は車のシガーライター(DC12V)から供給するタイプ。
最大出力トルクが343N・m(3~4回のインパクトで80~120N・m)とあるが、イマイチ強さが分からず。
一応は一般的なインパクトレンチのトルク数とあるので大丈夫だろう。
それと今回借りたのは17mmソケットレンチとLED付きだったが、別に要らないのであれば
「1307」モデルを買うかもしくはメルテックの電動インパクトレンチ(Meltec FT-09P)を買うのも有り。

ちなみにスペイシー100(JF13)のプーリー側は17mm、クラッチ側は14mmのナットで止まっている。
なお角ドライブ(ソケット差込角)の大きさは12.7mmとよくある工具の規格サイズ。

ここで忘れてならないのが現在のネジ位置をペンで書いておくこと。
これをやらないと外すときは良いが、付けるときにどこまで締め付けるのか分からなくなってしまうのだ。

さっそく使ってみると、カツーンカツーンと2~3回の打撃音がした後にあっさり外れた。
今までの苦労は何だったの?と拍子抜け。インパクトレンチすげーよ。もちろんクラッチ側もあっさり。

ひとまず新たに購入したデイトナ強化ベルトと15,500km走行したVベルトの摩耗の差を比べてみると
だいたい2mmぐらいかな?ウェイトローラーを見ると特に片減り摩耗などしていなかった。

あとはキタコの手順書通りにプーリーを組み込む。なおグリスは1個に対して米粒程度で十分。



またウェイトローラーには向きがあるのだけど、キタコ製は打刻印がストッパー側になるので分かりやすい。


本来であればインパクトは外す専門で付けるときはトルクレンチを使うらしいが、そもそも持ってないのと
ネジ締め付けトルクを知らないので一気に締め込まず、印の部分に合うよう様子を見ながら少しずつ締める。
最後にクランクケース類を元通りに組み込んで完成。

さて、ウェイトローラーを純正11g(66g)から10g(60g)に変えた走りの違いの結果。

・風の無い平坦な道で80km前後→85~90km/h
・なだらかな登坂で55~60km/h→65km/h
・急な登り坂で45km/h→50km/h

最高速や登坂スピードはそこまで変わらないけど、今までもたついていた40km~60km/h界隈のレスポンスが
鋭くなり一気に加速するようになった。たかが6gされど6gって感じだね。

あと軽くするとトップスビードは落ちるのが一般的だが、少しアップしたのはベルト交換した要因が大きいだろう。
今まで2mmすり減っていた分を補ったことによりベルトが外側まで行くようになったんだね。たぶん。

そんなワケで無事にスペイシー100(JF13)の駆動系がオーバーホール出来て良かったよ。
まさにインパクトレンチさまさまって感じだな。










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