タチウオを食べる

2013/10/10



釣ってきたタチウオは、シンプルに塩焼きと刺身で食べることにした。

何はともあれ下ごしらえ。
頭を落として内蔵を出すとお腹の中に卵が入っている。
これは後で煮付けにして食べよう。

内側に残っている黒い皮を丁寧に落としたら、肛門より前の部分は塩焼きで、
後ろの部分は刺身にするため2つにカット。

塩焼きは三枚に下ろさず背びれの部分だけを切るようにする。
背びれを落とすのはV字にカットする感じでやると良い・・・と書いてあった。
これが意外と難しいのだ。でもその難関さえクリアすればあとは皮に塩をまぶして
魚焼きグリルで焼くだけ。簡単すぎる。

次に刺身用に三枚おろし。
背びれ側とお腹側に筋を入れて下ろすだけ。
写真のように後ろをだけ少し残して包丁を入れていくと綺麗に下ろせる。

刺身は皮付きと皮なしの2パターンあるのだけど、せっかくなので皮なしにする。

10cmぐらいにカットしたら、背骨のあった部分に包丁を入れる。
この時に皮まで切らないように注意。まさに皮一枚を残す感じで包丁を入れる。

皮なし刺身は普通の斜め切りではなく、縦に切る感じ。
背骨を中心に上下に2つ分かれるのだ。あとは優しく身を抑えて皮を削ぐ。


するとこんな感じで1ブロックから4つの刺身が取れる。
それをひたすら続ける・・・のだけど、途中で飽きる。ってか実に面倒くさい。
でも新鮮なタチウオだし、頑張って皮なし刺身を1匹分だけ作ることにした。



ちまちまと作業をしてやっとタチウオの刺身の完成。

ただ尻尾の方は皮を引くのが難しいので皮付きで食べることにする。

さて肝心の味なのだけど、クセもなく甘くてねっとり。まさに美味。
「刺身で食べられるのは釣り人の特権」と言われるだけのことがある。
皮付きはコリコリした歯ごたえがあって、これもまた美味い。

特に奥さんと息子が気に入って「また釣ってきて」とリクエストされる。
釣るのは構わないけれど刺身にするのは面倒くさいんだよね・・・
皮付きでも良いかと聞くと、やっぱり皮なしの方が美味しいとのこと。そりゃそうか。

次に塩焼き。
これまた脂が乗って美味いじゃん!白身はフワフワ、皮はパリパリ。
塩焼きも良いねぇ~と勧めるも、やっぱり刺身が良いそうだ。

釣っても面白く食べても美味しいタチウオ。
こりゃ平日でも福浦岸壁に人が集まる理由も分かりますな。








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