MVMOのSIMカード契約をしているIIJmioからオレの携帯電話に連絡があった。
(前回記事:ショック!MVNO使用のiPhoneを失くした)
経緯を時系列で説明すると・・・
6月15日(月)
昼間に奥さんからiPhoneを落したと連絡が入る。
落としてからまだ15分ぐらいと言うのでLINEの無料通話で呼び出しをかけるも応答なし。
奥さんが近くにある愛宕警察署に紛失届を提出。
自宅でiCloudから「iPhoneを探す」モードにログイン。
何故かiPhoneの電源を切られていてデバイスはオフラインと表示される。
もしかしたら拾い主がいつか電源を入れるかも?と思い、SIMカードの運用は停止させずに放置。
仮に電源が入れば紛失モードが起動し画面上に連絡先として登録しておいたオレの電話番号と
「このiPhoneは持ち主が紛失したものです」とメッセージが表示されることになる。
しかしなぜ拾ってくれた人は電源を落としたんだ?という疑問が浮かぶ。
直ぐにLINEで呼び出しをかけたのだから、電話に出てくれれば良いのにとその時は思っていた。
6月16日(火)
翌日、契約しているIIJmioに警察が連絡を入れた場合に必要と思い、iPhoneのシリアルと
ICCID番号(SIMカードの番号)を伝えるため、再び奥さんが愛宕警察署に出向く。
落し物担当の警察職員が再雇用のおじいちゃんおばあちゃんだったらしく、ICCIDやSIMの意味を
理解してくれず「携帯電話の電話番号は?」としつこく聞かれたそうだ。
このとき音声SIMではない単なるデーター通信用のSIMだと苦労すると知った。
埒があかないので080で始まるSMSの電話番号を記載したと言っていた。
6月17日~6月21日
なんの進展も無し。
6月22日(月)
もうiPhoneのことは諦めて新しいスマホなりiPhone6を購入するか?と思っていた矢先の出来事。
なんとiPhoneを探すモードに反応があったとメールが入っていた。
反応があった時間を調べると、何故か6月21日(日)の夜22時過ぎ。
なんでこんな夜遅くに電源が入ったんだ?
ここで悪い想像をしてみた結果、落とし主が拾ったiPhoneのケーブルを持っていなくて
週末にアキバなりamazonなりで購入し、ケーブルが手に入ったから電源を入れて
iPhoneの初期化を試みようとしたけど結局アクティベーションロックがかかっているせいで
何も出来なかった・・・と想像してみた。
しかし待てよと。
GPSの反応した場所が何故か東京都文京区の後楽2丁目と表示されている。
そして近くには「警視庁遺失物センター」が表示されている。
これってもしや紛失物として届いたiPhoneを警察の人が電源を入れたのでは??
そこで再びiPhoneを探すモードにログインしサウンド再生ボタンをオン。
これを5回ぐらい繰り返してみた。ついでにメッセージが表示されるように再度セット。
サウンド再生されましたというメールを受信後、GPS機能のiPhoneを探すモードにしてみると、
今度は電源が落とされてオフラインモードになってしまっていた。
なんだと~!
でも僅かな希望が出てきたぞ。
・・・とは言え、iPhone探すモードのGPSは若干の誤差があるので、遺失物センターの付近に
住んでいる住人が拾ったのかもしれないとぬか喜びするのは止めておく。
また電源を入れるかもしれないし、SIMカードを運用休止にしておかなくて良かったと思った。
6月23日(水)
あれから毎日iPhoneからメールが無いかとチェックしているのに電源が入った形跡なし。
奥さんも愛宕警察署に出向いて「もしかしたら遺失物センターに届いていませんか?」と
問い合わせてもらったらしいが、遺失物センターにはiPhoneの落し物は無いとのこと。
拾ったiPhoneが使えなからとSIMカードを抜かれて他の端末で使われる可能性もあるので、
IIJmioの会員専用ページに有る「盗難・紛失したとき」の「データ通信の一時中断・再開」から
中断することにした。
SIMを抜いた人がIIJmioのICCID番号と分かればAPN設定して簡単に使えちゃうもんな。
6月25(金)
仕事中、オレのスマホに見知らぬ番号通知から着信。
訝しげに思いつつも電話に出てみると、なんとIIJmioの職員からの連絡。
話の内容は「警察庁の遺失物センターからIIJmioに連絡があり、落としたスマートフォン(iPhone)が
見つかったので引き取りに来て欲しい」とのこと。
その際に受付番号とICCID番号が必要であり、今から口頭で伝えるので控えてくれと言われた後、
紛失物の預かりは3ヶ月なので、3ヶ月以内に控えた番号と身分証明書を持って遺失物センターに
行って下さいと言われた。(ちなみに窓口は平日8:30~17:15まで)
諦めていたiPhone見つかったよ~!すげー!世の中、悪い人ばかりじゃないね。
・・・というワケで、MVNOのSIMカードを入れたiPhoneなりスマホを無くした場合は
直ぐにSIMカードのデーター通信を中断させるのではなく、しばらく様子を見てからの
中断が良いのかも。
IIJmioは「みおぽん(クーポスイッチ)」から高速モードではない200kbpsモードに切り替えれば
使い放題みたいなもんだからね。
(ただし音声SIMの場合は悪用されると通話代がかかるので直ぐに中断したほうが良い)
あと、みおぽんは毎日のデーター使用量が分かるので明らかに不正利用されていると分かったら
そのタイミングでデータ通信の中断を行えば良いのだろう。
とは言え、SIMカードの中断を行ったからIIJmioが「紛失届が出ているし、中断もしているので
警察からの連絡に信憑性があり、利用者に連絡を入れた」と考えるべきなのだろうか?
ま、なにはともあれ無事にiPhoneが見つかって良かった。
明日にでも遺失物センターに取りに行こう。(続く)