(※2016年10月 新しくなった九段坂病院で受けた人間ドッグはコチラ)
3年前に初めて人間ドックを受けたときは通常の健康診断に毛が生えたもの程度だったので、
別に人間ドックなんて受けなくても良いか・・・なんて思っていたのだが、
去年の秋に胃痛で病院に行ったとき「逆流性食道炎のグレードBでバレット食道」と言われ
経過を見るためにも人間ドック等で毎年胃カメラをやった方が良いとアドバイスを受けて
今回は胃内視鏡検査(胃カメラ)もオプションで付けることにした。
ちなみに人間ドックの料金(費用)は会社の補填が出て15,800円。
検査前日の夕食は脂肪分の多いものやアルコール、香辛料などを控えめにして21時までに済ませると
注意事項に書いてあったため、サラダと豆腐と野菜炒めの夕飯で済ませる。
なお、21時以降は絶対に食事やカロリーのある飲み物は摂取するなと書いてあり、
検査当日はコップ一杯の水200cc)以外は何も口にしないようにと書かれいたので忠実に守る。
そして本日。
人間ドックの半日コースは午前9時から受付開始なのだが、胃カメラ・CT・オプション検査を
希望した人は午前8時45分までに必ず受付をするようにとあり、AM8:45までにお越し頂けない場合は
胃カメラ検査が受けられなくなる場合がありますとあったので、余裕を見て8時30分頃に九段坂病院に到着。
窓口には既に数人が並んでおり、病院内には着替えを済ませた人間ドック受診者たちが居た。
これならもっと早い時間に来ても良かったのかと知る。
受付の時に「その日のうちに診断結果を医師から聞きますか?」というチェックシートがあり、
当日に説明を聞く場合は11時半以降になると言われ「人間ドックってどれぐらい時間がかかりますか?」と
聞いてみると、だいたい3時間ぐらいと言われる。
3時間ってことは12時近くまでかかるってことなので、医師からの説明を聞くにチェックをお願いした。
さて、人によって違いはあるだろうけど胃カメラコースを含めた人間ドックの流れとしては
採尿→胸部X線→採血→視力→血圧→身長体重→肺機能(肺活量)→聴力→眼底・眼圧→腹部超音波→
心電図→胃カメラ→内科検診が行われた。
中でも一番気になっていた胃カメラについてだけど、問診票の「鎮静剤を使いますか?」の項目を
記入するのを忘れていて看護師さんにどうするか聞かれたので「使用する」と伝えた。
そこで「使用する人の割合はどれぐらいですか?」と聞いてみると「慣れている人は使いませんが
気分を落ち着かせるためにも使っている人は多いですね」と教えてもらう。
別の病院だけど去年初めての胃カメラで鎮静剤を打たれ、気が付いたら終わっていたんだよね。
今回も寝ている間に終われば良いか・・・なんて思っていた。
まずは水飴のような喉の麻酔薬を飲まされる。歯医者の麻酔薬と同じような味だ。
全部飲み込まずに喉の奥に貯めるようにし、3分経ったらゆっくり飲み込むようにと言われる。
待っている間に胃カメラを受けている人の雰囲気がカーテン越しに分かるのだけど、
そんなにゲーゲーやっている人は居ないな。やっぱり鎮静剤で眠ってるのか?と思いきや、
検査が終わったら普通にみんなスタスタと出て行っていた。もしかして鎮静剤使ってないのかね。
・・・で、オレの順番が回ってきた。
カーテンを開けると簡素なベッドと胃カメラの機械が鎮座している。
殺風景というか歯医者の処置室?っぽい感じ。
町田の佐藤寿一クリニックの時はハイテク装備で麻酔も丁寧だったけど九段坂病院は簡単な処置のみ。
なんか想像していたのと全然違うけど大丈夫かよ・・・と不安がよぎる。
鎮静剤を打てば眠くなるから大丈夫かと思ったが、鎮静剤も大して効かずに意識もはっきり。
なんだよ、全くボーッともフワフワともしないじゃんか。
マウスピースを渡され、女医さんから「しっかり口に咥えたら鼻から息を吸って口から出すようにして。
目を閉じると反射が出やすくなるので目をしっかり開けてカメラのモニターを見てて下さいね」と
言ったらすぐに「じゃあカメラ入れますよー」とグイグイと胃カメラを入れてきた。
あれ?
恐れていたオエッっという反射も無く「もう食道は抜けましたので苦しくないですよ」と言われる。
確かに全然苦しくないし気持ち悪くもない。
自分の体の中をカメラで見ているという不思議な感覚が強くて反射を抑えられたのかね。
食道と胃の間(幽門)にカメラが到達したら「大きく息を吸ってお腹を膨らませて」と
言われたとおりにするとカメラは胃の中に突入。そのまま一気に小腸のまで入って行った。なんかすげー。
意外とあっさり終わるじゃん。胃カメラ余裕じゃん。
なんて思っていたら、カメラは行きに写真や検査をするのでは無く帰るときにするのだそうだ。
マジッすか。でもあんまり苦しくはない。水を入れたり空気を入れられたりすると気持ちが良いくらいだ。
せっかくなのでじっくり自分の体の中を見ようとしたら、位置的に女医さんのお尻がモニターの視界に被って
画面が見れなくなるも、鎮静剤が効いて酔っ払ったような感じになってたし、どーでも良くなってしまった。
ボヘーとなっていた時に「終わりました」と伝えられ、写真を見せられながら検査結果伝えられる。
カメラを入れられる前に「去年、逆流性食道炎のグレードBのバレットと言われた」と伝えてあったので
現在の進行状況を聞いてみたら「グレードはAで特にひどい症状はありません。今は痛くないでしょ?」と
軽く言われる。また胃の中や小腸にはポリープも潰瘍も無く綺麗なものよと褒められた。
素人のオレが見ても、幽門周辺に炎症っぽいのは去年よりも少ないような気がしないでもない。
それと去年ほど逆流性食道炎の痛みで苦しむことは無くなったので症状は改善されたのか?
ただ暴飲暴食や激辛な刺激物を食べると痛くなるので今後も食生活には気を遣わないとな。
なにはともあれ、症状が進行していなくて良かった~
だがしかし、最後の問診の時に血液検査や肝臓の超音波エコー検査の結果を医師から伝えられた時に
「肝血管腫」の疑いがあると言われてしまった。
なにそれ?肝血管腫?と詳しく聞いてみると、良性の腫瘍で人間ドックでたびたび見つかる人が多い
症状の一つで心配することは無いけど、一応、念のために精密検査を行った方が良いと言われる。
併せて血液検査でALT(GPT)の数値が基準の30より少しだけ多い33だとも言われた。
これも多少の誤差があるので気にしなくて良いとは言われたけど、やっぱりちょっと気になるよな。
そこで控えてある過去の血液検査の結果を見てみると、2010年は28、2011年は33、2012年は32、
2013年は32、2014年は23、今年6月の健康診断では26と数値にばらつきがあった。
あんまり変わらないんじゃんね。ならば心配しなくて良いのか。良かったわ~
しかしそう考えると通常の健康診断では分からない人間ドック、あながち無駄な検査じゃないと
改めて思ったよ。来年もちゃんと受けることにしようっと。
ところで九段坂病院は来週の11月24日から新しい病院に移転するんだよね。
だったら新しくなった方で検査を受けたかったわ~
でも病院が新しくなって来年から料金が高くなったら困るな・・・
(※2016年10月 新しくなった九段坂病院で受けた人間ドッグはコチラ)