走行距離も15,500kmを超えたので駆動系をオーバーホールした。
現在の状況は風の無い平坦な道で80km/h前後、なだらかな登坂で55~60km/h、急坂で45km/hほどのスピード。
今から14年前(2003年前期型)のモデルで最高出力7.1psだと考えればこんなもんか?とも思えるが、
3年前に譲り受けた時「バイパスで90kmぐらい出た」と聞かされていたので、15,500kmを超えたら
オーバーホールしようと兼ねてより考えていた。
ひとまずインターネットでスペイシーの駆動系をバラしている動画やブログを見てイメトレし、
Amazonで購入したデイトナの強化ベルトとキタコのウェイトローラーを用意。
なお、WRの重さは純正が11gであるが、そのまま変えても面白くないので1g軽い10gを用意した。
手順としては最初にサイドカウルを外してエアクリーナー下の10mmナット2本とキックを外す。
六角レンチでクランクケースカバーを外す。
クランクケースを止めている8mmナット8本を外したらペンチを使ってホースを外す。
最後にハンマー(プラハン等)で適当な箇所を叩けばパカッっとクランクケースが外れる。
(紙パッキンが固着しててハンマーで叩かないとケースは外れないと思う)
ここまで一般的な工具があればおそらく誰でも作業できる。
そもそもこのブログを読んでいるってことは多少はDIYに自信があると理解。
さてここからはスクーターの駆動系を弄るのに避けては通れないプーリーとクラッチアウターの脱着。
マジェスティの時に使ったユニバーサルホルダーで外そうと思ったところ、なんとスペイシー100の
ドライブフェイスはホルダー差し込み穴が無い。ならばフィンに引っかけて使おうと思ったら
フィンがアルミ製で簡単に曲がってしまった。
イメトレではクランクケースを外すネジ位置しか見ていなかったので、プーリー脱着はどうするのか
改めてググると、インパクトレンチを使ってあっさり外すパターンとホンダ車の一部のスクーターは
デイトナから出している専用のプーリー脱着ホルダーが必要と分かる。
どうやらドライブフェイス周りのギザギザ部分にホルダーのツメを引っかけて外すのが
HONDA原付スクーターの王道らしい。(PCXやリード系はフェイスに穴がある)
プーリー外しの裏技であるバールのようなモノをフェイスのギザに引っかける方法もあるのだけど、
下手にやってフィンが欠けても困るので止め。
ここは諦めてデイトナのプーリーホルダー(31832)を買うか・・・とAmazonで値段を見たら3,551円と
微妙に高い。おそらく一度交換したら再びプーリー脱着することはないと考えるとやっぱり高いよな~
後々タイヤ交換でも使えると考えるとインパクトレンチを買った方が良いのかねぇ?
充電式は2万近いしAC100V仕様は近くにコンセントが無いと使えないし、どうするか悩むなぁ~
Amazonを見ると4~5,000円ぐらいで売っているインパクトレンチもあるけれど、
カスタマーレビューを見ると「何回か使うと壊れる」なんてあるので躊躇するよ。
それでも「スクーターのプーリーやクラッチを外せる」とあるので、ダメ元で買ってみるのも
一つの手かもしれないな。