ロックが掛かってしまった。再び開けようにも今度は鍵が回らない。どうしよう?」という相談だった。
それなら正規の鍵を使って開ければ良いじゃないですかと書庫内を見ると、正規の鍵が入りっぱなし。
いわゆるインナーキーってやつ。しかもご丁寧にスペアも一緒に入っちゃってる状態。
ちょっとちょっと~一緒に付けておくなよ・・・と思いつつ黙っておく。
ひとまずその閉めてしまった鍵を使ってみるも、鍵穴が回らない。まぁそりゃそうだわな。
しかし別の鍵でも閉まる事ってあるんだと、そっちにビックリ。
こういう場合はどうしたら良いのかググると「ヘアピン2本でピッキングする」という動画があった。
やり方を見てみると意外と簡単そうだったので、ダメ元で試してみることにした。
最初はクリップを使ったけど剛性が弱くてすぐに曲がってしまうため、貰ったヘアピンを使う。
1本はストレート、もう1本はくの字に曲げる。
しかし何でヘアピンなのかと思ったら、鍵の幅とヘアピンの幅ってだいたい一緒なのね。
あと剛性があって曲がりにくい。
さてさて、動画の真似をしてガチャガチャやること10分。
やっぱりピッキングなんて素人には無理というのが分かった。っていうか動画のはプロの仕事だわ。
・・・というワケで素直にメーカーに連絡すると、鍵番号が分かれば合鍵(スペアキー)を発注するとのこと。
それと合鍵作成の場合は身分証明書の確認がある。当然だわな。
しかも料金は代引き以外は受け付けていない。これも本人確認のためなんだろうね。
なお、合鍵(スペアキー)の値段は1本1,200円。
それに送料500円と代引き手数料300円がかかって合計2,000円となる。
こんな小さな鍵の送料が500円ってぼったくり感は否めないけど、背に腹は代えられないもんな。
ちなみに注文した翌日に合鍵が到着し無事に書庫を開けることが出来た。
目の前に鍵があるのにスペアキーを買うってのはちょっと勿体ない気がするけど、
お偉いさんのポケットマネーだしこれに懲りてスペアキーは一緒に付けたままにしないことでしょう。
・・・たぶん。