人生で初めての山登りをしてきた。
行った先は神奈川県は伊勢原市にある「丹沢大山」
主な持ち物は「カメラ」「ガスバーナー(P-153)」「トレックケトル&パン」それにカップ麺に水とお茶。ついでにインスタントコーヒー(カフェオレ)のみ。
・伊勢原駅から大山ケーブル行きバス停は朝から混雑
紅葉時期だが平日だし空いているだろうという考えは間違え。朝9時の時点で乗車率90%超え。見ると殆どが登山者らしき格好。ただチラホラと軽装な人も居る。すると「市光前」というバス停でパラパラと降りていった。あとから調べたら「市光工業」という会社があって、そこの社員さんと思われる。なので軽装の人の前に立っていれば座れる可能性が高い(実際、自分はたまたま座れた)
・こま参道を通っていて気が付く
朝なのであまり店は開いていない。皆、脇目も振らずに大山ケーブル駅方面に進む。ここで気が付いたのは「あれ?結構ガチな装備(ストックを持っていたり服装とかも)の人が多くない?」ってこと。初心者向けの山にガチ装備ってマジかよ・・・とまだ余裕だった時期もありました。
・男坂と女坂の分かれ道
・やっぱり初心者向けファミリー向けじゃん
登山なんて言うからもっと凄い岩場を想像していたけど歩きやすい石段が続くし、シカとか居るし、全然余裕だし。さっきのガチ装備の人はなんだったのだろうか?やはり形から入っていくタイプか?なんて思っていた(このときまでは)
・・・しかし暑い。インナーにヒートテック着てきたことを後悔する。
・大山寺に到着
・大山阿夫利神社(下社)に到着
紅葉は良い感じだが景色は若干ガスって遠くまで見えずに残念。空きペットボトルがあれば神泉より名水大山が無料で汲める。
暑いし少し疲れたしなんかもうイイかな~とは思ったけど山頂でカップ麺を食う目的があるので頑張る。
・大山登山を舐めてた
ここから岩場の続く山道を90分かけて登らなければならない。これぞ登山。なだらかな道もあるけど基本は岩場。このときは夫婦杉など景色の写真を撮る余裕がまだあった。
しかし紅葉しているのは阿夫利神社周辺だけで山頂を目指す道中は雑木林ばかりなのね。片手にカメラを持って登ると不安定になってやや危険かも。手にストックを持っているガチ勢な人は登るのも軽やかだったな。
・もうイヤになってくる
登り始めて30分。もういい加減に疲れたところで休憩所らしきを発見。見ると16丁目と書いてあり、更には山頂まで40分と書いてある。マジかぁ。そういえば全部で28丁目まであるんだっけ?標識に「次の標識まであと何分」って書いてあると多少はモチベーションが上がるけど、何も書いてないからどれぐらい歩けば良いのか判断が付かないんだよね。
・ここから再び階段ルート
先程の16丁目から再び階段ルート突入で安心したのもつかの間。また岩場ルートになっちゃったよ。しかし今日みたいに足場が乾燥していれば良いが雨の降った翌日だと滑って危険だね。ガチ勢だったら関係ないのかもしれないけど初心者は止めたほうがイイと思った。
・富士山見えず
・だから時間を書いてくれ
・山頂に到着するも・・・
んーなんか想像していたのと違う。もっとこう晴れ晴れした爽快感があるのかと思ったけど微妙。周りの景色が見えなかったのが大きいかなぁ?あと風が吹いて寒いので汗で湿っていたけど脱いでいた上着を羽織ったよ。自業自得だけどこの不快感も合ったのかもしれない。
・目的達成
山頂でカップ麺を食らうという目的は達成できた。が、標高1,200m程度の山でもお湯が湧くのが遅かったな。やはり気圧の差?微妙にお湯がヌルい気がした。でも温かい食べ物は心を満たしてくれるね。あと普段は飲まない甘いカフェオレを持ってきて正解。妙に美味かった。
・大山山頂茶屋のメニュー
平日は閉店しているらしいが紅葉の時期は営業しているのね。しかし荷物はここまで登って運搬しているのだろうか?他にルートがあるのかなぁ?そう考えると値段にも納得。ちなみに売れていたのはやっぱりカップ麺だったね。意外と酒も売れていた。
そういえば山頂でお酒を飲んでいる人が多かったけど酔っ払っての下山って危険じゃないの?ガチ勢なら余裕なのかね。
・見晴台経由で下山する
とりあえず同じルートで戻るのは面白くない。頂上から見晴台まで2.5kmが何分ぐらいかかるか謎だけど、ひとまず下山。帰りは階段が続いてて楽じゃんと思ったけど膝に負担がかかるわ。最初は調子に乗って木の上に乗って降りるも膝が痛くなってきたので止め。焦らずにゆっくり降りる。それと山頂で着込んだ上着も途中から再び暑くなって脱ぐことになった。
・見晴台?どこが?
・ここが本当の見晴台
だよね?ここだよね。さっきの看板はなんだったのだろうか?見晴台まであと○○mと書き忘れたのか。さっきまで曇っていたけどこっちは少し晴れている。思えば自宅から大山は見えるけどこっちからは全く分からんな。当たり前か。
・最後に険しいマジヤバゾーン
ここから下社まで1.4km。下るだけなので疲れはしないし先程のような木の階段が続くのかと思ったら大間違い。滑落したらマジヤバゾーンに突入。写真なんぞ撮ってる余裕は無くなるというか片手は危険。ロープも無いしやっぱり雨の降った翌日は滑って危なそう。
・お疲れさまでした
・へこたれる
当初は「帰りは男坂ルートで戻ろう」と思っていたけど疲れすぎて止め。ケーブルカーで戻ることにした。今の時期は時刻表と違って臨時でも出ているのね。それと失敗したのはケーブルカーの下りは最後尾が良い、もしくは立って乗るほうが景色がよく見えると知る。疲れてたので座っちゃったけど何も見えなかったよ。
・帰りのバス停は激混み
行きも混んでいたから帰りも混んでいるだろうなぁという予想通りに激混み。しかも長蛇の列。伊勢原駅行きのバスは13時から15時まで1時間に2本。これは次も見送りかと思ったら臨時バスが出てくれて良かったわ。
最後に今回の反省点と気が付いたこと
・インナーにヒートテックは絶対に止めた方がイイ。速乾性のドライTシャツ必須
・暑くなったらすぐに上着は脱ぐ。むしろ山を登り始めたら脱いでもいい。
・山頂のトイレで着替えるのもあり。
・紅葉を見るだけなら山頂まで行かずとも大山阿夫利神社で十分。というか山頂まで雑木林
・雨の翌日はまず滑ると思うので軽装備では登らないのが無難と知る(まぁ行かないけど)
・やはり天気が良くないと登っても面白くない(初心者の考え)
・また機会があればリベンジしたいと思っているが登るなら平日だね