【玄翁】_京急長沢｜豚骨ラーメンに山椒？これが合うんです

場所は京急長沢駅（ロータリー側）より徒歩1分。駐車場は無し。

店内はL字カウンター席と店の外にはテラス席あり。

卓上の案内を見るとラーメンには酢が合うとのこと。また胡椒の変わりに山椒が合うと言うのも面白い。

店の前に写真付きで一部ラーメンの様子が載っているのでイメージは分かりやすい。

なお、家系ラーメンのように麺や油の調整可能（味の濃い目等も言えばやってくれるかも？）そして終日の大盛りサービスは嬉しい。

一見すると家系ラーメンのようなビジュアルではあるが、トッピングが「ほうれん草」ではなく「高菜」と「青菜」になっている。

粘度は控えめ、スッキリしたライト系な豚骨醤油スープは程よい油分でサラリとした飲み口。じんわりと独特な旨みが響いてくる。出汁には豚骨以外に煮干しを使っているそうだが、煮干しの風味や味わいは感じず。塩分濃度は控えめでしょっぱくなく全体的にバランスの取れたスープとなっていた。

中太麺は固めで頼んだこともあるが、想像以上に固めな食感。コシがあるというか噛むとポキポキと口の中で千切れる感じ。ただこの食感は嫌いでは無い。

食べ進むうちに少しずつ柔らかくなっていく過程を楽しめるのは良かった。

青菜は茹でていない生のモノ。だけどエグミはなく、まろやかな苦みとシャキ感が絶妙。高菜はピリ辛ではなく塩味と酸味が利き、なんともスープに良く合う。

やや小ぶりのバラ肉チャーシューは脂身も少なくアッサリとした肉質と歯ごたえ。ただし味の染み加減は感じず。

さて、ここで卓上にあった謎のピンクの調味料を入れての味変。

ピリ辛ベースで後味が非常にサッパリ。なんだろう？と想像するも、よく分からず。軽く麺を浸して食べると美味い。スープに溶かすと更に美味い。後に店員さんに聞いたら「ニンニクに豆板醤と生姜、そして酢を入れたもの」と教えて貰った。なるほどサッパリ後味は生姜と酢なのね。いやこれ良いわ。麺とスープの味が引き立つ良い味変だわ。

続いて山椒をパッパ。ピリリと穏やかな痺れとスッと爽やかな風味と香りがアクセントとなって美味い。ただ山椒は好き嫌いがあるので一概には言えないけど個人的には卓上に書いてあったとおり確かに合うと思った。

またエスビー食品「さんしょうの粉」は香りだけだが、ハチ食品の山椒は痺れもあるのが良いんだよね。

おろしニンニクを投入。スープ全体に溶くと一気に味が変わりすぎるのでレンゲの上で味変。

麺にニンニクの辛さとスープが相まって際立つ美味しさ。豚骨とニンニクの組み合わせが合わないワケがない、まさに約束された味。

ちなみに海苔を食べるタイミングって人それぞれと思うけど、自分はスープを吸って若干フニャった状態で麺と巻いて食べるのが好き。

ただ何枚もある場合は最初に1枚パリっと状態で食べてから、2枚目はフニャで巻くのも好き

だな。

しかし京急長沢駅前に豚骨ラーメン屋があったなんて気が付かなかったよ。ちなみに自分が訪れてから僅か数分で店内はほぼ満席。googleマップでの口コミレビューも111件あるし、実は密かな人気店だったのね。