そこで災害時に電気やガスが使用できなくなった場合を考えてカセットコンロで
煮炊きが出来る訓練と称して土鍋でご飯を炊いてみた。
ただ単にご飯を炊くのも芸がないので鯛のアラを使っての鯛飯に決定!
実は土鍋でご飯を炊くのって人生初なんだよね。
さて土鍋で炊飯する場合、米を研いだ後に30分ほど水に浸しておかないと芯が残るので、
最初に米2合(約360cc)を研いだら水400ccを加え、土鍋の内で30分放置。
この時に昆布があればダシが出るので一緒に入れておく。
ちなみに米が1合(180cc)の場合は水200cc、米3合(540cc)の場合は水600ccとなる。
この配分だとちょっと米が硬いかな?って割合なので、柔らかめが好きな人は水を20ccプラス。
個人的にこの手の鯛飯や五目飯の場合は米が固めが好き。
米を放置している間に鯛アラの下ごしらえ。
流水で鯛を軽く洗った後に表面の鱗を丁寧に落とす(これが一番めんどくさい)
鱗が取れたら水気を拭いて塩を軽く振り、魚グリルで両面に焼き目を付ける。
ちょい焦げ目が付いていた方が香ばしくて美味くなる。
(炊き出しと考えると焼き網で炙った方が良かったかも)
土鍋に醤油と酒を各大さじ1杯入れてかき混ぜたら鯛を入れる。
さて、ここから人生初の土鍋炊飯の開始。
1:土鍋の蓋の穴から湯気が出るまで中火~強火で加熱(10分ぐらい?)
最初は土鍋の穴を塞いだ方が良いのかと考えたけど、どうやら開けたままで良いらしい。
2:そのまま2分間シューシューと湯気を出した後、弱火に落として15分。
3:おこげを作りたかったら弱火の15分後に再度強火で1分加熱。
4:火を止めて20分蒸らしタイム。蓋は開けない。
5:蒸らしタイムが終わったら蓋を開けて余分な水分を飛ばす。
ヤバイ。超絶美味そう。そして初めての割にちゃんと炊けてる!嬉しい!
おこげの加減も絶妙。
アラに残った鯛の味もさることながら潮香る風味がなんとも言えないね。
鯛めしの良いところは普通に食べた後にお茶漬けで食べると二度美味しい。
震災時に鯛めしだなんて悠長な事は言っていられないけれど、
これはこれで嬉しい炊き出しかも?なんて思ったりして。
そういえば何かのブログで「お茶ではなく氷水とワサビを入れて食べても美味い」って見たよと話すと
娘が真似すると言って試していた。
感想を聞くと「サッパリして食べやすい」と絶賛。へぇーでもオレはお茶が良いな。
そういえば米を炊く古の呪文である「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ」ってあるけれど、
それってどの行程を示すんだろうか?
「はじめちょろちょろ=最初は弱火で炊きあげ」
「なかぱっぱ=途中から強火で仕上げる」
でも土鍋炊飯の行程を考えるに、その方法だと確実に失敗するだろ・・・