横須賀の根岸町にある「長谷川家」だった。
また麺の硬さやスープの濃さ、脂の量が選べ、途中でおろしニンニクを入れて食べる
家系ラーメンのスタイルにカルチャーショックを受けた。
当時は無愛想なオヤジさんがラーメンを作っていたけれど、残念ながら他界してしまい
それ以降は奥さんと息子さん2人で後を継いで作っていた。
だがオヤジさんの作るラーメンとは随分と味が変わってしまい、足が遠のいた。
それが今から10年近く前の話。
今日はたまたま久里浜方面に仕事があったので、今でも長谷川家ってあるのか?という
興味本位でググってみると現在も経営しているとのこと。
懐かしさが込み上げて訪問することにした。
あの赤い暖簾が未だに健在というのが嬉しい。だが表と裏が逆だ。
昔は駐車場が無く店の前に路駐するしか無かったけど、今は専用の駐車場が3台ある。
(ただし近くにあるコンビニで買い物をして少しだけ停めさせてもらうのもありかも)
昔はもっと小汚い感じだったけど多少は綺麗になったのね。
なお、厨房は2人の女性のみ。女将さんなのか?それともバイト?息子さんの姿はなし。
基本メニューはラーメンかチャーシューメンのみ。
トッピングに玉子やキャベツ海苔、そして餃子とライスがある。
テーブルには各調味料の他、紅しょうがとおろしニンニク。
中盛ラーメン(800円)を固めでオーダー。追加でライス小(100円)を注文。
あれ?長谷川家の豚骨ラーメンってこんなに醤油の色が濃かったっけ?
味わってみると豚骨独特の濃厚なクリーミー感はなく、脂が少し入った醤油味。
どこが豚骨ラーメン?というか、ホントにこれが家系ラーメン??と疑問が浮かぶ。
そもそもスープの色が全然違うよね。なんだこれ。
良く言えばさっぱりスーパーライトなスープ。悪く言えばコクがない醤油ラーメン。
麺は中太ストレート。スープに絡まないのは何故だろう?
中盛で頼んだにも関わらず量は少なめ。うーん・・・
更に残念だったのはライス。
小さなお茶碗に入って100円は高いだろ。
以前はライスを注文すれば刻んだチャーシューと海苔が乗っていたのに、それもなし。
店員に「海苔とか乗らなくなったんですか?」と聞くと150円のライスには刻みチャーシューが
乗るだけと教えてもらう。マジでこれっぽっちのライスの量で100円はボッタクリだわ。
唯一、良かったのは軽く燻られたチャーシュー。
それなりに歯ごたえがあって噛む毎に味が滲み出る感じ。ちょっと固いけど。
1本チャーシューを別売りするのに予約販売と書かれていたが値段不明。
価格によっては買っても良いかな?と思った。
しかし10年ぶりに訪れた横浜家系ラーメン長谷川家は残念な結果に終わった。
今日みたいにおばちゃん店員2人の日はイマイチなのか、それとももうずっとこの味なのか。
生まれて初めて食べた家系ラーメンのお店なので、懐かしさ補正でもう少し美味しいと思ったが
この味だったらもう訪れることは無いかな・・・
また機会があれば今度は前田日明に似ている店主が居る「ラーメン三和」に行こうと思う。