【クックら】 大人の家系ラーメン＠相模大野

9月7日に相模大野に出来た家系ラーメン「クックら」に行ってきた。
場所は女子大通り商店街。今年2月に閉店となったイタリア料理の店「イル・ヴィネイト」の跡地。
オシャレな外観なのでホントにラーメン屋なの？と躊躇する。

まだ１Fの扉が開いていたから良いものの、閉まっていたら喫茶店か美容院か？と間違うよ。
・・・というか店に入るのを躊躇うね。
あまりに洒落てて「意識高い系のラーメン？」と思ってしまうが、家系なのだそうだ。
せめてラーメン屋っぽい暖簾があれば良いと思ったりして。

洒落た階段を上がっていくと、ラーメン屋に似つかわしくない雰囲気のカウンターに背の高いスツール。
昼間はラーメン、夜はBARを営んでいますと言われたら信じてしまう雰囲気だね。
座席数はカウンターに10人ぐらい、4名テーブル１つと２名テーブル１つの構成。
上の空間が広いので窮屈な感じはしない。
既に何人かお客が入っていたが、年齢層は高めで場所柄かハイソな感じの人が多かった。
故に「ウェーイ」系の店員がやっている町田商店のように若い学生達がガツガツと食べるよりも、
静かに落ち着いて食べる大人の家系って感じ。

メニューは今月22日まではオープニング価格で通常のラーメン690円のところ
390円で提供される。
ただし1日限定200食まで・・・とあったが、実際はどうなんだろうね？

ラーメン以外のメニューにはチャーシューメンやネギラーメンがあるが売り切れの表示。
おそらく22日までは売らないのだろう。あと何故かメンマと魚粉も売り切れだった。
トッピングは意外と多く、150円でビールの提供もあり。
またライス関係もチャーシューまぶし、玉子まぶし、キムチまぶしなんてのもあった。

さて、購入したのは中盛ラーメン（490円）
着席と同時に好みを聞かれるので「脂少なめ、麺硬め」でオーダー。

テーブルには家系ラーメン定番の調味料が各種。
にんにくは無臭で刻まれたもの。安っぽいおろしニンニクじゃない。
その他にはフライドガーリックやすりごまもあり。ただオレはそのままのゴマが好き。
ライスのお供に青カッパ漬け（キュウリのキューちゃんみたいの）が無かったのは残念だが
代わりにライス用にんにくなんてのがあった。今度ライスを頼んだら食べてみよう。

着席してから５分ほどでラーメン中盛が出てきた。早いね～
トッピングはチャーシュー２枚、ノリ３枚、ほうれん草 の組み合わせ。

デフォルトでもほうれん草の量が多めで嬉しい。もう少しだけ水分を絞ってあればなお良し。

麺は増田製麺の中太ストレート。硬めで頼んだのでモッチリ歯ごたえプツンと切れる。
スープも醤油が立っていて豚骨よりも鶏脂が利いているね。
当たり前だけどチェーン店のように冷凍スープを温め直すだけではなく、ちゃんと厨房で炊いてあった。

あと脂を少なめにしたからかスッキリ感があり、またそれほどしょっぱくなく飲みやすい。
しょっぱいと喉が乾いて水を何度もお代りするが今日はしなかったもんな。

特に気に入ったのはスープの温度が高くいつまでも熱々だったってこと。
これはラーメンを食べるにあたって非常に重要だと思う。
スモジとか吉村家も美味しいけど、いかんせんスープがぬるいのが気になるんだよね。

ちなみに店主は千葉県は柏市（今は茨城）で有名だった「王道家」で長年修行をしたとあったので、
チャーシューも王道家のようにスモークされたものか？と思ったら普通の煮豚で拍子抜け。でも味は良かった。
最後に店を出る時に店の名前を聞いたら「クックら」とのこと。てっきりクックだと思っていたよ。

これで相模大野の家系ラーメンは「がん家」「浜壱家」「武骨家」に続いて「クックら」と４店舗になったね。
入店時は「店内がBARみたいで落ち着かない」と思ったが、忙しない雰囲気のガチャガチャした
ラーメン屋よりも落ち着いて静かに食べれるし、相模大野周辺では値段的にも味的にも今のところ一番かな？