しかしハンドルを右に全開で切るとアクセルワイヤーが引っ張られアクセルが固定されてしまい
動かなく(回らない)なってしまうという不具合があった。
なんでもキャブ車の場合(タコメータ付き2003-2007年モデル)は長さが足りないという報告が
各ブログで紹介されており、ご多分に漏れず我がVTR250も同様の症状となっていた。
(幸いクラッチやその他のケーブル類は長さが足りている)
そこでアクセルワイヤーのアジャスター調整ネジでごまかそうとするも、やはりハンドルを切ると
アクセルが戻らずに怖い思いをした。
・・・というワケでハリケーンのロングスロットルケーブルW(HB6016)を購入。
ちなみに75(100)mmとあるのはノーマルのケーブルに比べて75mm長いという意味である。
括弧内の100は2002年までのモデル(タコメータ無し)でノーマルよりも100mm長いってこと。
要はキャブ車のタコメータ有りで使う場合は75mm長く、タコ無しで使う場合は100mm長くなるのだ。
まぁセットバックスペーサー装着やハンドル交換した場合は無難にコレを買っておけば正解。
変に欲張って長いケーブルを買った結果、取り回しに苦労したという記事を読んだことあったもんな。
ケーブルの交換作業について、最初にアクセル側のネジを外してワイヤーを取り出しておく。
2本の長さが違うので間違えないように注意。
これといって難しいことはない。アクセルを捻ってワイヤーを外すだけの単純作業。
続いてキャブレータ側だけど、赤丸の2本のプラスネジを外せばテンションフリーになるので楽。
上のワイヤーは簡単だけど下のワイヤーはスロットルを回しながら外すのでちょっと手間。
ワイヤーが外れたらそのまま引っ張り抜くのは愚の骨頂。
1mほどのビニール紐を2本用意しワイヤーの先端に1本ずつ巻き付けてフロント側に引き抜く。
こうすれば抜いた後にビニール紐が付いてくるので戻すときはその紐に再び結ぶだけ。
タンクやエアクリーナーを外す必要は一切なし。VT系はメンテが簡単で良かったよ。
新しいワイヤーを結んだら今度はキャブ側に引っ張ってやる。
横着して2本まとめて紐で縛ったりすると引っかかるかもしれないので1本ずつが良いかも。
キャブ側にワイヤーが届いたのを確認したらアクセル側から元に戻す。
(自分は最初にキャブ側から行ったらアクセルワイヤーが引っかかって失敗した)
アクセルを組み直したらスロットルにワイヤーの先端を引っかける。
ポイントというかコツは上側の場合は先端の玉を引っかけたらマイナスドライバーで
ワイヤーをたるませれば簡単にハマる。
下側はスロットルを全開まで回したらドライバー等でスロットルが動かないように固定させると
簡単に玉が引っかかるので、あとは指で押し込むだけ。ただちょっと難しいかな。
文字で書くと簡単だけど実際に作業を行うと引っかからなくてイライラするかも。
上側はともかく、下側はドライバーで固定するだけでかなり作業は楽になると思う。
あとは外したプラスネジを使って固定具を元に戻すだけ。
補足だけどワイヤーは上下で種類が微妙に違うので間違えないように。
よく見ると上は10mmネジが1本、下は10mmネジが2本あって固定具を挟み込んでいる。
最後にアクセルを回してみて引っかかりがなければ終了。
延長したおかげで今度は右に全開ハンドルを切っても引っかかることはなくなった。
またワイヤー交換でアクセルが非常に軽くスムーズに動くようになったぜぃ。