Cクランプ必須。スクーターのブレーキパッド交換@スペイシー100

2021/04/21



スペイシー100(JF13)のフロントブレーキパッドを交換した。

購入したのはキタコ「ノンフェードディスクパッド(PH-6)」前期型も後期型も共通。
ノンフェードとセラミックの2種があったけど評価の多いノンフェードを選んだ。



使用した道具は
・10mm/12mmソケット&ラチェット
・マイナスドライバー
・六角レンチ
・100均(ダイソー)で購入したCクランプの50mm。2ポットキャリパーなので2個。
このCクランプこそがブレーキパッド交換するのに絶対に必要な工具だろう。

交換方法は簡単。
改めて説明する必要は無いだろうけど、キャリパーピンが隠れている黄色印をマイナスドライバーで外したら、赤い丸印のネジを外す。


作業しやすいようにブレーキホースを止めているネジも外す。

六角レンチを使ってキャリパーピンを抜く。思った以上にブレーキバッドが減ってたな。

新旧と比べると違いが歴然。こりゃあと100kmも乗ったら間違いなく全部削れていただろう。気がついて良かったよ。ちなみに走行距離は18,292km。

ここからが本番。
キャリパーを抜くのは簡単だけどキャリパーピストンを押し込むのが大変。VTR250のときは手で押し込めたがスペイシー100は手じゃ絶対に無理。ここでCクランプの出番。
キャリパーピストン押し込み(戻し)ツールとかあるけど、スクーターなら100均で十分。

キャリパーを押さえているガイド?を引き抜く。赤い矢印のところね。



これを抜かないとCクランプが入らないんだよね。ゴムが被っているだけなので簡単に抜ける。引き抜いたガイドにはピンが付いているので無くさないように。

次にブレーキのマスターシリンダーのフタを開けておく。
押し込まれたピストンでブレーキフルードが戻ってくるからね。フタを開けておかないとピストンを押し込んでも固くてネジが締められないかも?

ちなみにブレーキフルードが濁って汚かったのでついでに交換しておいた。交換手順はVTR250の時と同じなので割愛。


このアクティブ(ACTIVE) エア抜キポンプ (チューブ付)はホントに便利なのでバイクを弄るなら1個ぐらい持っていた方がイイと思う。値段も安いし。

ここからCクランプを取り付けるのだけど、スペイシー100は2ポットキャリパー仕様なので先程も書いたけど2個必要。片側だけ押し込むと反対側が出てきてしまう構造なのだ。
クランプの先端はこんな感じ。テンションをかけてもネジが回るだけで下のお皿は回らない。なのでそのままキャリパーピストンの内側に入れても傷は付かない。代わりに力のかかるキャリパー外側は傷が付きそうなのでウエスなり雑巾なりを挟んでおく。

あとはこんな感じでクランプを掛けてネジ込むだけ。




最初は難なく押し込めるけど最後の方になるとかなり硬い。なのでメガネレンチを使って引っ掛けて力を掛けていく。ピストンはキャリパーとツライチになるぐらい戻さないとダメ。
実は途中でもういいか?と5mmぐらい残った状態でブレーキパッドを付けてみたけど、たったこれだけでもブレーキディスクに干渉して挟めなかった。たかが5mmされど5mm。結局2度手間だったので最後までキッチリと押し込むこと。

最後まで押し込んだらあとはキャリパー戻しブレーキパッドをセットするだけ。

今度はブレーキディスクに干渉すること無くスルッっと収まった。むしろ余裕すらある。
面倒なのでパッドの面取りはやらなかった(特に鳴きも出てないし)

最後にブレーキを何度か握ってレバーに手応えを感じたら終了。
なおブレーキの効き具合は特に変わらないのかな?街乗り程度じゃ分からんか。





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