スリランカ料理の店「チバハラルフード(M.M.K CHIBA HALLAL FOOD)」に行ってきた
- Sri Lanka restaurant in togane city, chiba Japan -
場所は圏央道の東金IC、もしくは千葉東金道路の東金料金所を出て約2分ほどの距離。車の修理工場っぽいところと同化しちゃっているので、うっかり通り過ぎないように。中古車販売のダイキンより手前なので、ダイキンを超えたら行き過ぎている。「道の駅 みのりの郷 東金9km↑」と書かれた道路看板のちょっと手前だと覚えておくと良いかも。
店内に入ると日用品から乾物などの雑貨が売られており、その奥にある少し暗めなホールで食事をする。
なお売られている雑貨には一切値札が付いていない。調べると中東や東南アジアのマーケットでは値札が付いていないのが一般的らしい(知らなかった)要は「その商品の価格に自分で納得できるのであれば買え」というスタイルっぽい。ヤフオクみたいなもんか?
・・・とはいえ、値段交渉とか面倒くさいし、自分だったら言われた額で買っちゃうわな。
ところで店員さんはずっとスマホを耳にしているので、電話しながらの対応か?やっぱ外人さんは違うぜ~と思ったけど、どうやらスマホの翻訳アプリを介して会話しているのだと知る。どおりで日本語が通じるワケだ。一応、自分もスマホに翻訳アプリをセットしておいたのだけどね。
そういえば店内にはメニュー表が無い。そもそも店に入ったら「カレー?」と聞かれるだけ。なので「Yes」と答えると「チキン?マトン?フィッシュ?ビーフ?」と言われるので、取り敢えず「マトン」と伝える。ついでに「値段はいくら?How much?」と聞くと「800円」とのこと。
注文したのは「ライス・アンド・カレー(800円)」
カレーは「マトン」「ベジタブル」「ダル(豆)」の3種類と小鉢が2つ。更にはパパドの下に山盛りのバスマティライスが隠れている。
まずはマトンを食べてみると、これがまた痺れる辛さというか刺激的な辛さというか、スパイスが効きまくって、鼻水と汗と涙がダラダラ出てくる、まさに本場の味。マジですっげー辛ぇ。だけどずっと辛さがビリビリ続くのではなく、不思議とスッっと辛さが消える後味。
汗と涙を拭きながら鼻水をすすっていると、店員さんが笑いながら「スリランカのカレー、辛いね!」と話しかけてきた。いやホントに辛いっす。でも美味いっす。
続いてベジタブルカレー。これもまた辛いんだわ。なんとなく野菜のカレーって甘口なイメージだけど、ガツンとスパイスが効いて辛ぇ~!だけどうめぇ~!
こちらも辛さの消え方が早いので、ついつい後を引いてしまう。スパイスの独特な味がイイよ。
先ほどの2種類が辛すぎてダルカレー(豆カレー)はむしろ甘いスープのような味わい。シャバシャバ気味なお粥っぽい舌触り。もちろん色々なスパイスが入っているのだけど刺激は弱めで優しい味。
小鉢の1つはポルサンボル。見た目と食感が鮭フレーク。ほんのり辛さを感じる箸休め的な存在だった。ご飯の上にふりかけのようにして食べるのもあり。
次にウェンジェルという、ナスと何かを合わせた煮物みたいなもの。中には青唐辛子が入っていて気が付かずに食べたら激辛で涙と鼻水が出た。ま、どれを食っても辛いってこと。でもイヤな辛さじゃなくて不思議とクセになる辛さなんだよね~
バスマティライスは程よい塩味(出汁)が付いていて、そのまま食べても美味い。スパイスも入っている。パラパラした食感もイイ。最初は量が多いかと思ったけど、パサ気味で軽いので意外と食べれちゃうのね。
ところで食事中に常連のスリランカ人らしき2人組が来たのだけど、その人達はワンプレート料理を食べていた。あれは常連メニューなのだろうか?裏メニューなのだろうか?ただ上手に手で食べていたっけ。確かに本場であれば手で食べるんだけどスプーンを使っちゃったよ。
店に入るまでは店構えの怪しげな雰囲気で少し躊躇したけど、結果は大正解。本場スリランカ料理も味わえたし、日本に居ながら異国文化というかアウェイを体験できるのも良かった。このディープな感じ、ハマる人はハマるかもしれないね。