中華料理(手打ちラーメン)の店「筑波飯店」に行ってきた
場所は小田急相模大野駅から徒歩30分。あいロード若松商店街内。店に駐車場は無いので近くにあるコインパーキング(OnePark若松3丁目:20分100円)に駐めるか、自転車や原付であれば店の前に駐めるって感じかな。
外見は年季が入っているけど店内は明るく綺麗。ちなみにお店は50年近く営業しているとのこと。まさに老舗の町中華だね。
また店主は90歳近いお婆ちゃん。調理から給仕などすべてを1人で賄っているため注文してから少し長く待たされる。ただチラリと見える厨房内で一生懸命に作っている様子を見ると、「急がないのでゆっくりで良いですよ」と声をかけたくなってしまう。故に大人数で訪れるよりか、1人もしくは2人ぐらいが良いのかも?と余計な心配をしてしまったりして。
メニュー
以前はもう少しメニューがあったけど現在では種類を減らしての営業。また30年余り値上げはしなかったが物価上昇でやむなく値上げとのこと。それでも以前と比べても50円程度の値上げ。逆に値下がった商品(かた焼きそば、焼きそば、チャーシュー麺、中華丼など)もあったりして。
注文したのはラーメン+半チャーハンセット(850円)
このビジュアル。まさに昔ながら、いや、50年前から変わらぬ昭和の醤油ラーメン。この分厚いナルトがワンポイントだね。
スープは鶏ガラの淡麗でスッキリした後味。クセも無く口の中に穏やかに染み渡ってくる。「はぁ~」としみじみと言いたくなる優しい味わい。
トッピングのメンマは味がじっくり染み込んで良い味。チャーシューは肉肉しく噛み応えあり。というか・・・まぁ固いな。
本当は店の看板に書いてある手打ちラーメンを食べてみたかったのだけど、手間を取らせそうで申し訳なくて止め。ただ普通のラーメンが美味いので、やっぱり手打ちにすれば良かったかな?とちょっと後悔してみたり。
続いてチャーハンなのだけど、半チャーハンと言うには量が多くボリューミー。具はシンプルにチャーシュー、卵、ナルトのみ。
味付けもシンプルながらも程よい塩味。パラパラ系ではなく適度な脂が米にしっとり絡んでいる系。こっちに入っているチャーシューは普通に柔らかい。それとこの卵がフンワリしてて米のしっとり感と絶妙に絡み合って美味いんだわ。思い出補正とか雰囲気補正など忖度抜きで美味いと思う。
アクセスには少し不便な場所だけど、むしろ目立たず地元民に愛される古き良き町中華の店って感じでした。
そう言えば息子が小学生の頃、夏休みの宿題で商店街の社会科見学として「筑波飯店」に行ったときに店名の由来を聞いたらしく、旦那さんが茨城の出身で・・・とか書いてあったっけ。だから筑波なのね。