加水分解されたゴムグリップのベタベタを除去する

2022/12/13



Velbon(ベルボン)のカーボン三脚「エルカルマーニュ435」に付属している雲台の「PHD-41Q」

この経年劣化によりハンドルグリップが加水分解を起こしてベタベタになっていたので除去した。

グリップ自体はプラスチックなのだけど、表面にウレタンゴム(ラバーコーティング)が施されており、それが溶けてベタベタになっちゃうんだよね。

除去の方法は至って簡単。

アルコールスプレーを塗布して数分放置。あとはそのアルコールを拭くだけ。
本当は無水エタノールが良いのだけど、除菌アルコールでも全く問題なし。


ちなみにダイソーとかで売っているアルコールが含まれたウェットティッシュや写真に載っているPCを拭くウェットクリーナーでは取れないので注意。

唯一の問題として、元の色が落ちるというか曇ってしまうこと。

写真だと右側がアルコールスプレーを塗布してベタベタを落とした後の色。

左側が塗布する前の状態。明らかに黒色が薄くなっているのが分かるだろうか?

ただ見た目よりも触ってベタベタするのは気持ち悪いので、薄くなった色味は気にしないことにする。


さわり心地は当然ツルツル。というかプラスチックそのもの。
時間が経って再びベタベタが復活することは無い。まぁ加水分解されたゴム自体を溶かしてしまったからね。


ちなみに過去、マイクロソフトのワイヤレスマウスも親指が当たる部分のゴムが加水分解を起こしてベタベタになったのだけど、そのときはラバーコーティングされていたのでクリーナー(要はアルコール)とメラミンスポンジ(激落ちくん)でラバーを削ってツルツルにしたんだよね。


先日ヤフオクで落札したMicrosoft Notebook Mouse 5000(Bluetooth) 商品説明には「ラバー加工部分にベタつきと汚れあり。動作は問題なし」と書かれていた。 いわゆるマウスのラバーコーティングが経年劣化により加水分解された状態なのだろう。 ...


加水分解のゴムがアルコールだけで落ちなければ激落ちくんと組み合わせるのもオススメです。






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