人生初の治験に行ってきた。
治験と言っても試験薬を飲んだり投与されるガチなものではなく、自分が行ったのはトクホ食品臨床試験。
いわゆる健康食品モニターの治験。
まず事前スクリーニングとして身長、体重、血圧、採血、問診の5項目を受ける(過去ブログ参照)
時間にして僅か40分程度で謝礼が5,000円。
自分的にはスクリーニングだけで本試験はあまり興味がなかったんだよね。
というか、そのときに「本試験は2回行われ、ビジホに前泊。5回の採血あり」と言われていたので、
5回の採血(2週連続で合計10回)は結構辛くないか?落ちたらそれで良いやと安易に考えていた。
・・・結果、電話にて合格の連絡あり。
採血が多いので断っても良かったけど、謝礼5万の魅力に惹かれてOKしてしまった。
流れ的には治験の1週間前に書類が送られてくる。
内容は排便や飲酒等の有無、朝昼晩の食事内容の記載を日誌に記入。
正直、食事内容を明確に記載するのが一番めんどくさい。
しかも来週にも治験があるので2週間とも同じ内容の食事を取らないといけないのだ。
自分は手っ取り早く、朝はパン、昼はコンビニ弁当、夜は外食メニューにした。
そして治験の前日。都内の某ビジネスホテルに夕方集合。
・まずは飲食物の持ち込みが無いかを受付で確認される(当然間食は一切禁止)
・次に夕食と称した弁当と水を渡されるので、指定された時間内に飲食する。
・全て食べたかを確認するため弁当容器は回収される。
・その後は自由時間。ただし外出は禁止。自分的には出張に来ている感覚だね。酒は飲めないけど。
持ち込んだノートPCでネット三昧しておねんね。
翌朝7時に起床。8時にロビー集合。
今回参加したモニターの人たちと一緒に某雑居ビルに移動。
テーブルが用意され2名1組で座らされる。隣の人と治験ペアってことね。
・最初に体重測定、採血、脈拍、血圧、問診
面白いのは採血の方法。今後はペアの人と時間を合わせて同時に採血するのだ。
10秒前からカウントダウンが始まり「今」のタイミングで採血。
血を抜いている時間的には僅か10秒程度だけど、針が太いのか下手なのか微妙に痛い。
ただ同じ腕を使うのではなく左右に分けて行うと言われた。当然、同じ場所を刺すことも無し。
・続いて朝食と共に水溶性の試験食品を摂取(試験食は二重盲検法で行われる)
簡単に説明すると2名ずつ見た目は全く同じの食事を同時取って、片方はトクホ成分のあるモノで
もう片方は成分のないモノ。ただし自分がどっちを飲んでいるのは分からない。
よって「あ、自分トクホ飲んでいるから身体に良いかも」というプラセボ効果が見込めないので、
純粋にトクホ効果の有り無しが分かる。
しかもスタッフもどっちがトクホ食品か分からず、仮に試験後に本人にも教えてくれないのだ。
・食事の後は採血待ち。
待っている間の私語厳禁、携帯通話禁止。更には居眠り禁止。
なんで寝たらダメなのか謎だけど、居眠りを見かけたらスタッフが声を掛けてくる。
それでも繰り返し寝てしまうなら別室に移動させると言っていた。
暇つぶしのスマホ、小説、本は必須だね。一応、待機会場には新聞や雑誌が用意されている。
更にはDVDを流してくれる(ただ自分の採血時間に退室なのでガチでは見れないけど)
・採血は試験食品を摂取した2時間後、3時間後、4時間後、6時間後と朝イチのを入れて合計5回。
初回に比べて2回目以降はあまり痛くない。スタッフも慣れたのかね?
最後に次回スケジュールの予定表と昼飯(軽食)が配布されて、ひとまず今回の治験は終了。
感想だけど、一番気にしていた5回の採血は初回のみ痛いだけであとは殆ど痛みはなし。
とある治験ブログに「途中でリタイアする人が居る」なんてのを読んだことあったが、5回程度じゃ
リタイア者は居ないのね。まぁそのブログは1日20回以上とあったもんな。
今回は採血待ち時間をひたすらDVDを見て過ごすだけの実に楽な治験で良かったよ。
再び来週も同様の工程で治験を受けて終了。
時間は拘束されるけど、それで現金支給の謝礼5万だったら次もまた受けても良いかな?